第3章 使い道
5
久々にばったり会ったから、
焼肉屋でご飯して
謎の
という
強烈な出来事を分かち合うだけのつもりが、
大金の使い道として
奨学金一括返済を思いついて
提案してしまった。
子供の頃の印象が強い。
しかも成人してからは
ほとんど会うこともなくなって、
両親同士の付き合いしかないから、
親からたまに様子を聞く程度だった。
大人になってから実際会って喋ると、
大人になってからの人となりがわかる。
幼い頃の
変わらない優しさも、
彼はそのままに残していた。
幼馴染の私とは、
彼の昔ながらの性格で
会話したのだろうけれども。
現在の彼と直接会話したことで、
現在の彼に触れた。
ただ、家が近いだけの関係、
ただ両親同士が仲良しというだけの関係から、
現在の彼と会話したことで、
両親たちが知らない、
私たちだけの関係へ。
…ん?なんだこの感情は。
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