第15話、崩壊する神域で
神を殺した。全てが終わった。そう実感した瞬間、力が
「だ、大丈夫ですか?何処か
「いや、大丈夫だ。少しだけ
「神を殺す程の力だ、相当な力を
そう、俺は今魔力のほとんどがからっぽだった。だが、まだだ。まだ俺にはやるべき事があるんだ。
そう、自身を
神域全土を揺るがす
いや、違う。これは地震などという
神域が
「ゼン、シアンを
「っ、そんな⁉シドーも一緒に逃げようよ‼」
俺の言葉に、ゼンではなくシアンが
だけど、それは
「……お前は、一人だけ
「そんなつもりはないさ。俺は、此処でまだやるべき事がある」
「なら、最後にこれだけは言わせてくれ。
「ああ」
そう言って、ゼンはシアンを連れてその場を立ち
だから、俺は安心して
「神は殺した。後は、全てを取り
俺は、自身の命そのものを
今まで犠牲にしたもの。犠牲になった者達。それ等全てを
神の奇跡すらも
「『現実改変』起動!」
崩壊する神域で、俺は最強のデウス・エクス・マキナを起動した。
……しかし、物事はそう
くっ、このままでは……本当に。
その時、俺の身体が急激に
『……なら、私が志道を
「……へ?」
振り返る。其処には、笑顔で俺の背後に立つオトメの
何で、どうして……
『呆けている
「…………ああ、そうだな」
そう言って、俺は改めて力を行使する。魔力を振り
そして、
「ありがとう。それからお前を殺して、ごめんなさい」
その言葉に、オトメは一瞬だけ
『私こそ、ありがとう。ごめんね、志道一人に
そうして、俺とオトメは光に
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