ハイヒール
白い優柔不断 梯子が影へ伸びる
明日までさようならと缶ジュースが鳴く
症候群の群れ昇降口で詰まる
貴方から彼方へと欠伸が火を求む
カツカツ カツカツ
革のベルトで腰を叩いて
瘡蓋を剥がして欲しいの
余韻が軋轢を生むなら
ありがとう
ロックを掛けた携帯電話
パンツの中に隠し持つの
イヤラシイコトハナイケド
ありがと
映画館の裏口で指を立てる二人
独りの子は可愛いと坂道に消えていく
「明日からどうしよう」決める気もないけど
呼吸がマスク擦って まつ毛を乾かしていく
カツカツ カツカツ
靴擦れで血が飛び出したって
かまいやしない女心
高く燃える程の縦裂を
吼えるまで
太陽をポシェットに仕込んだ
マニキュアがATMに触れた
イヤラシイコトハナイケド
嘆く迄
道行くお金の群れ
ピースサイン会は終わらない
革のベルトで腰を叩いて
特別な傷が欲しいの
余韻が軋轢を生むから
ありがとう
ロックを掛けた携帯電話
パンツの中に隠し持つの
イヤラシイコトハナイケド
吼えるまで
太陽をポシェットに仕込んだ
マニキュアがATMに触れた
イヤラシイコトハナイケド
嘆く迄
ありがと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます