夏のイデオロギー
鯨に見習った淡いイデオロギーは
時計の針と同時に消えた
アジアの島から君に向け歌うこの歌
記号と音符の反応 速度が増えた
影が伸びた だから家に帰ろう
ラジオドラマ景色に気怠い思い乗せて
脚が落ちて 虹が着いて
麓の街から湧き上がる
まるで噴水のような力強さ
ゴールから 離れ過ぎた
金色の哀れみだけど
君と過ごす夏の夕暮れ
必死に見守るサボテンの母親のように
高い青空 紅の声 道しるべ
戸締りに似せる教室の落書きのような
君が描き終えたチョークの名残が
ふわり息が 鱗粉を飛ばす
結果だけが 僕らを襲う姿としてさ
明日の中 敷き詰めていた
夢を足蹴にしていると
思いもよらぬ不可思議が舞う
でも進むには これしかない
僕はふくらはぎと共に
目一杯 そして
脚が落ちて 虹が着いて
麓の街から湧き上がる
まるで噴水のような力強さ
ゴールから 離れ過ぎた
金色の哀れみだけど
君と過ごす夏の夕暮れ
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