A3
さて、そろそろゲーム内時刻も午後1時を迎えますね。ではそろそろいずもちゃんの近くでも、パンデミックという名のカニバリズムイベントが発生するはずなのでカーテンを開けて窓の外を眺めておきましょう。
お、パンデミックイベントが始まりましたね。悲鳴とともに人が人にもきゅもきゅされています。そして、その光景を見たいずもちゃんが腰を抜かしたところでこのムービーは終わりです。
ということでやっと本格的に動けますね。今まではいくら私というプレイヤーが操作していたとはいえ、いずもちゃんがパンデミックを認識していなかったので派手な動きというか、しっかりとしたゾンビ対策をすることができなかったんですよね。
そんなわけでまず真っ先に先ほどマップ上で確認した小学校へと向かっていきます。ルートは先ほど確認したので大丈夫ですね。道すがら突っ込んでくる車や自転車、ゾンビ共に気をつけながら小学校に向かっていきます。ちなみにここでゾンビに噛まれたらリセ案件です。まあ、そんなイージーミスをするほどのプレイヤーがこの動画(小説)を見ているとは思いませんけどね。
ちなみに、この間に助けられる人間は消極的に助けていきましょう。なぜ消極的なのかというと、積極的にゾンビと戦ってAIキャラクターを助けに行くのもいいのですが、いずもちゃんのストレス値や恐怖値を跳ね上げてしまうからですね。
そうすると、何かしらの精神異常が付与され、結果的にRTA的にはロスです。なので、ここではゾンビに襲われていない未感染状態の人間に声をかけるだけにしておきましょう。急がば回れって言葉は本当だって、はっきりわかんだね。
なあなあ、あんたもうちのパーティに入らねえか?うちのパーティは称号獲得までは生存を保証してやるぜ。え?何を言ってるか分からないって?まあ、こんな状態で見知らぬ女子中学生について行く奴はいないと思いますので、そこまで期待はしていませんが。
まさか一人も助けられないとは思わなかったよ。
はい、そして誰一人として助けられないまま辿り着きましたのは、先ほどマップ上で確認した小学校ですね。
この騒動で空いている肛門から堂々と…、失礼、校門から堂々と中に入っていきます。ここから向かっていきますのは別館ですね。なぜなら、これからの小学校をセーフティエリア化するために制圧するに当たって、低学年の住処である別館の方が制圧しやすいからですね。
ということで別館に入りました。ここでも、消極的な人助けをしていきましょう。ここでの人助けの成功率は、いずもちゃんより年下の方が多いということもあってかなり高いはずです。お、すでに女子小学生が一人いずもちゃんについてきましたね。
お〜。おじさんについてきな。お菓子でも飴でも何でも好きなもの買ってあげるからさ〜。
…………………………………………………
驚きなことにRTAを謳った小説で3000文字も使ってまだ1日目が終わっていない。
これは本当にRTAなのか?(疑問)RTAなのか!?(驚愕)RTAにするのか(納得)
ということでこれからも怨念の程を、失礼、応援の程をよろしくお願いします。
Bye everyone!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます