青菫 04

 四年ほど行方知れずだったクローネの事情をキュカの口から聞かされたレナートは唖然とした。

 記憶喪失。それは帰りたくても帰れないだろう。帰る場所どころか、自身が何者かも判らない状態で。

 一先ず、海に投げ出されて命に別条がなかった事を幸運と捉えるべきか。そして、漂い着いた先が海賊の根城や悪意あるならず者の集い場ではなく、基本的には善良で働き者の漁師や海女が居る平和な漁村であった事も。

 クローネがリルカとして過ごした間、あの美少女ぶりならば「正体不明の記憶喪失者であっても構わない」と求婚者の一人や二人は出て来るだろうし、その手を取って気の好い若者の妻になっていたかもしれない。それでも、クローネは失われた記憶の奥底、密やかに存在する愛しい人の面影を感じ取っていたらしい。誰かの手を早々に取ってしまった方がきっと漁村では生き易かっただろうに、誰の手も取らずに隣町のメゾンまで毎日通って働いていたとは。

 公爵令嬢でありアルフレート第二王子の婚約者というクローネを知っていても、漁村で暮らす刺繍が得意な村娘のリルカを知らないレナートは、成人前のやんごとなき貴族令嬢が針子として働いていたという事実にビックリする。

「シャツを作れる」という言葉は誇張でも何でもなく、純然たる事実というのは驚きだ。令嬢にとって刺繍は嗜みの一つだが、衣服を仕立てるのは教養の内に納まらない。趣味の一環か生計を立てる為のスキルになってくる。

 生きる為に身に付けた特技と言うなら、まさしく遊びの延長ではないだろう。自分だって貴族令息なので人の事は言えないけれど。何にせよ、彼女が王太子の婚約者でなかったら、是非ゆっくり話をしてみたいところだ。



 本日、メゾン・ヴァージニアは定休日。

 なので遠慮なくキュカを三階の自宅に招いて、昨夜焼いたポテトとベーコンのキッシュに新しく缶を開けたばかりの薫り高い紅茶を出して二人でソファに並んで座り、和やかにお喋りをしていたのだけど。

 婚約式も済ませ、次に準備するのは結婚式。

 レナートは七つ年下の弟の方が先に結婚したのもあり、久々に再会した父親からも「早く結婚してキュカちゃんに肩身の狭い思いさせんな」とせっつかれてしまった。跡を取るのは次男でも、長男がいつまでも独り身を謳歌していたら示しが付かないとか何とか。示しって何。

 父の言いたい事も判るし、キュカは適齢期真っただ中。卒業したとはいえ、同級生の半分は婚約済みで既に結婚した淑女も少なくない。キュカが肩身の狭い思いをしているとは限らないが、早く結婚して「二人の男に婚約を白紙にされた令嬢」というマイナスイメージを払拭させたいのはレナートの本音でもある。

 そういった訳であまり長く恋人期間を楽しめなさそうだけど、まぁそれは別に良い。キュカが十九の誕生日を迎えてしまう前には入籍してしまいたい。だって好きなのだ、結婚してからだって恋人気分を楽しめる夫婦になれば良いのだけの事。

 そんな訳で、結婚式の日取りはおよそ半年後を予定している。式場となる教会も早めに見付けて押さえておく必要があるし、勿論当日キュカが着るウェディングドレスとヴェールも自作したいから、ドレスのデザインも考えなくては。――今日の目的は、主にウェディングドレスについて話し合う為にキュカを招いた。

 ロザンナに似合うだろうと作ったマーメイドラインのウェディングドレスはそれはもう大絶賛で評判が評判を呼び、ヴァージニア以外のメゾンもこぞってマーメイドラインのドレスを作り出した。社交界では大人びた令嬢や貴婦人が早速行きつけのメゾンで作らせたマーメイドドレスを着始めたと聞くし、ヴァージニアも引っ切り無しにマーメイドドレスの注文が来る。有難い事だが、キュカのウェディングドレスは違うタイプのドレスを作りたい。

 勿論、ドレスを着るのはキュカなので、花嫁が着たいと思うドレスを作る事が一番重要だし、それがマーメイドドレスなら異論はない。けれど、レナートとしては、ロザンナと違ってそんなに背が高くない婚約者には、マーメイドドレスはまだ少し早いと思うのだ。

 キュカに着せるならバッスルスタイルのウェディングドレスにしたい。成長期のキュカは、丁度少女と女性の中間をさ迷うような、清らかな色気を醸し出す。その危うい魅力を、子供っぽ過ぎず、大人っぽ過ぎないデザインで清楚に飾りたい。

 けれど、これはあくまでもレナートの意見なので。ウェディングドレスは花嫁のもの。花嫁の希望を第一としなくては。今までの顧客だって、ちゃんとヒアリングして相手の要望に沿いつつ、こちらからも相手に似合うものを提案して特別な一着を作り上げてきた。

 実のところ、キュカは独立したばかりで依頼が少ないヴァージニアを助ける為だろう、シーズンごとに必ずドレスを注文してくれていたが、その殆どは「レナちゃんのセンスにお任せで」といった感じが多かったし、出来上がったドレスをいつも嬉しそうな顔で受け取り、社交場に着て行っては「またドレスを褒められたよ」と笑顔で報告してくれた。

 レナートも密かに好きな女の子を自分のインスピレーションのままに飾れるという事で、その言葉に従って自由に作らせて頂いていた。つまり、しっかりキュカの意見を聞きながらドレスを作るのは、今回はほぼ初めての事なのである。


「キュカは、ウェディングドレスに何か要望はある? ドレススタイルとか、色とか」

「ウェディングドレスなら、色は白で固定なんじゃ…?」

「それがねぇ。最近はウェディングドレスも白一択じゃないみたい。隣国から流行り出したみたいなんだけど、純白よりも白に近い別の色のドレスが今この国でも流行りつつあるのよ。ロザンナ様のドレスを作った時は、その流行りがまだ浸透してなくて、アタシも知らなかったんだけど」

「白に近い別の色って、例えば?」

「シルバーとか、ベビーピンクとか、淡い黄色や水色とか。シャンパンカラーも人気よ。確かにシャンパンゴールドなんて、想像しただけで上品で素敵よね」

「そうなの? …でも私、やっぱり白が良いなぁ。白いドレスって、特別だもの」


 白いドレスはデビュタントと婚礼の二回くらいしか着れない。特別な色と言ったら確かにその通りで、真っ白なウェディングドレスはキュカの青黒髪にも眩しく映えるだろう。レナートとしても同意だ。


「じゃあ、ドレスは白ね。とびきり上等の純白シルクを仕入れておかなくちゃ。ヴェールはどうしようかしら…。アタシが作っても良いけど、レース職人に依頼する?」

「えっと、レナちゃ、…レナの負担にならない範囲で作ってくれたら、」


 レナお兄さん。

 レナちゃん。

 レナート様。

 桃と涙の味がするキスの後、呼び方をどうするかともじもじしながら二人で話し合った。

 レナートは「お兄さん」と呼ばれるのは懐かしいけれど、兄ではなく恋人で夫になるのだから、背徳的な呼び方をされるのは少し困る、と打ち明けた。どう困るのかは男の事情が絡むので説明し難いが、キュカはその辺りに深く突っ込まず頷いてくれた。

 次に「レナちゃん」も却下した。キュカの男になったので。キュカも、レナートは心が女性なのだと思ったからこそそう呼ぶようにしただけなので、実際はそういう訳ではなく、ただ乙女な面も持っているだけだと理解した以上、これにもアッサリ頷いて了承した。

 最後に「レナート様」。これがある意味一番無難だし、貴族の夫に対し違和感のない呼称であるが、仰々し過ぎる。レナートは弟夫婦が「マティ」「ローザ」と呼び合うのを微笑ましいと思っているし、幼馴染の女の子から様付けで呼ばれるのは何だか他人行儀な気がして寂しい。

 結果、「レナ」と呼んでもらう事にした。年上の男を愛称で呼び捨てる事に慣れないキュカは時々間違えそうになるものの、二ヶ月前に比べたらその割合もかなり減ってきてはいる。


「じゃあ、ヴェールはドレスの仕上がり具合でまた話し合って決めれば良いかしら。他に希望は?」

「うーん…。あの、当日はヒールの高い靴を履くと思うから、裾があまり足に絡まないデザインだと助かります」

「そうね。アタシ、バッスルパニエのドレスにしたいと思ってるんだけど、キュカはどう? アレなら足にもあまり裾が纏わり付かないと思うし」

「バッスルスタイル、私も好きです! 可愛さと優雅さの両方持ってる感じがして」

「じゃあ、バッスルで決まりね。色は純白、スカートはバッスル。胸元は詰めるか、それとも少し見せるか…」

「夏だと襟が詰まってるデザインは暑いですけど、冬だと胸元開いてるの寒いですし…。でも、私、その、胸をあまり出したくなくて…」

「俺だってわざわざキュカの胸の谷間を他人に見せびらかしたいなんて思わないよ!」

「は、はい」


 思わず本音が出てしまった。弟の婚約者のドレスは、あの豊かなボリュームを美しく包み込みながらもほんのり谷間が見えるほど開いたハートネックビスチェに仕上げたくせに。


「デコルテ出した方が顔周りがスッキリ綺麗に見えると思うのよ。スクエアネックとか。キュカの好みは?」

「私の好み…。スクエアも好きですけど、ホルターネックやタートルネックも上品で好きです。あの、デコルテの部分だけレースやオーガンジーにして肌を薄く透かしたら、そんなに重く見えないでしょうし。ストレートビスチェも素敵ですよね」

「迷うわぁ。一生に一度の衣装ですものね」

「うん。……エヘヘ」

「? なぁに、キュカ」

「ウェディングドレスを着るのは一生に一度って言ってくれたの、嬉しくて。…私、レナのお嫁さんになる時に白いドレスを着たら、その後一生、死ぬまで二度とウェディングドレスは着なくても良いんでしょう?」


 はにかみながら上目遣いでそう言ったキュカは、控えめに隣に座るレナートの硬い胸板に頬を僅かにすり寄せた。

 妹から恋人にランクアップしてから、キュカは今までとは違う恋人の顔して初々しく甘えてくれるようになった。


「……!」


 レナートは胸に衝撃を受け、思わず手で心臓の辺りを押さえる。


「えっ、レナちゃんどうしたの!? 胸が痛いの!?」

「な…、何でもないわ」


 可愛いの暴力で心臓をぶん殴られた気がする。気のせいだろうか。気のせいでこんなに心臓がドクドクと激しく脈打つ訳がない。気のせいじゃなかった。婚約者の可愛さが暴力的過ぎる。

 明日も生きていかなくてはならないのに。キュカを結婚前に未亡人にする訳にはいかないのに。


「本当…?」

「大丈夫よ。持病の癪とかでもないから安心して。ちょっと…デザインの天啓が降りて来ただけなのよ」


 心配掛けたい訳ではないから適当な言葉で誤魔化してしまったけれど、キュカは幼い頃からレナートの言う事を疑わないので、「そうなの?」と納得した。

 それからも幾つか話し合い、ドレスの大まかの希望は書き留めた。

 レナートの拘りたい部分もキュカは笑顔で頷いてくれたので、後はデザインを考えて作るだけ。

 チーズをたっぷり入れて焼いたキッシュを摘まみながら冷めかけた紅茶も飲み干し、隣に座っていたキュカを膝に乗せて暫くイチャイチャしながら他愛無い思い出話に花を咲かせていると、ウサギのぬいぐるみの話題になった。


「キュカに貰ったウサギさん、ちゃーんと今でも真っ白のふわふわちゃんよ。汚れないように毎日埃を払って、ベッドの近くに置いて眠ってるの」

「そうなの? あのウサギ、気に入ってくれて嬉しい。レナちゃ、…レナは可愛いものが大好きだから、きっと喜んでくれると思ったの!」

「えぇ。嬉しいわ。有難う。大事にしてるの。…アタシが女の子が好むようなものを好きだと気付いても、引かないで受け入れてくれた事が、一番嬉しかった……」


 ぎゅ、と腕の中の小さな恋人を抱き締めて告げる。妖しい意図はなかったが、吐息が耳に掛かったらしく、キュカがくすぐったいと身じろいだ。


「私ね、あのウサギの色違いの、茶色い子を持ってるの。可愛かったから、お母様に頼んで二つ買ってもらったのだけど、片方はレナの誕生日にあげたくなって。一緒に並べたら双子みたいになるかしら」

「あら、そうだったの? 夏毛のウサギさんなのね。素敵! 白も可愛いけど、茶色のウサギも可愛いわよね」

「ふふっ。白いウサギ、そんなに可愛がってもらえてて嬉しい。……でも、レナに何年もずっと丁寧にお世話されて可愛がられてたの、ちょっと羨ましいかも…」

「ぅぐっ」


 またしても心臓に強い衝撃が!


「レ、レナちゃ…。あの、本当に大丈夫なの?」

「大丈夫よ…。天啓が次々降りて来てるだけだから。こういう時って偶にあるのよ。インスピレーションの波が留まる事を知らない時が」

「それって、あの、今すぐ描き起こさなくてもいいの? 私、お膝から降りるし、邪魔ならもう帰ります…」

「まだ帰らなくて良いのよ! 大丈夫、すぐに忘れるなんて事ないし!」


 彼女の事は弟の大事な婚約者だと思っていたので、まさか自分のものになってくれる日が来るなんて予想もしていなかったから、キュカのいじらしい恋心が全部自分に向けられるとときめき過ぎて心臓に負担が掛かってしまうだけなのだ。


「でも…、」

「あ、そ、そうだわ! 何なら、久しぶりに白いウサギさんに会いたくならない? 見てみる?」

「えっ、うん。会いたい!」


 やっぱり帰ります、と気を遣ったキュカに言われる前にどうにか引き留める話題はないかと目まぐるしく考え、咄嗟に捻り出した口実に他意はなかったのだが、この言葉をレナートは割とすぐに後悔する羽目になる。


「寝室に飾ってあるのよ。こっち」

「はい」


 この時はまだレナートも己の発言に含むところがなかった為に気付いていないし、キュカも無防備に危機感の一つもなくレナートの案内に着いて行く。寝室は奥のドアを開けた先だ。

 ――ガチャッ、キィ……


「あのベッドテーブルに…、」


 言いながらドアを開けてキュカを招き入れようとした途中で、レナートはやっと自分の発言の意味と、こうして男の一人暮らしの寝室に妙齢の恋人を案内する行動が傍から見ればどう取られるか、という点を自覚した。――レナート、お前は判断が遅い。


(違っ…、違う、これはそんなつもりじゃ……断じてそんな下心があった訳では!)

「あ、本当に真っ白なままなのね…!」


 今更ながら心の中で焦るレナートの胸中も与り知らず、キュカは気負いなく寝室の中に入ってしまった。

 何年も経つのに未だ汚れ一つなく白いウサギを見て、耳に結んで差し上げたリボンが今は首元に移動している事にすぐ気付き、小さく微笑む。

 そのまま、深い意味はないのだろうが、キュカは自然とベッドに座ってふわふわの毛並みを撫で始めた。


「あ、あの、キュカ、」


 自分が普段寝る為に入るだけのプライベート色が強い部屋に、可愛い恋人が居るという事実! しかも自分のベッドに恋人が座っているというこの刺激の強さ!

 ――チラッ


(……。ない)


 つい咄嗟に天井を仰ぎ見て、染みがあるかどうか確認してしまった自分が正直過ぎて泣けてくる。ここに誘導した時は、本当におかしな下心などなかったのに。


(な、なくて良いのよ! 仮にあっても、そんな小汚い部屋で大事な子との大事な初めてを迎えるなんて男としてどうなの? 甲斐性がないんじゃない? って感じもするし…っ)


 心の中の言い訳が喧しい。

 まさか寝室の天井に染みがない事をガッカリしてしまう日が来るとは。紳士の風上にも置けない。

 そもそも、キュカは伯爵令嬢だ。天蓋付きのベッドでカーテンに囲まれて寝起きしているような、由緒正しく育った淑女なのだ。仰向けになったら天井に数えるほど染みがあるような部屋でめくるめく初めての夜――今は昼だけど――を迎えるなんて、他の令嬢友達に知られたらキュカが笑いものにされてしまう。天井に染みはないけど。


(大体、天井の染みを数えてる間に終わるってどういう口説き文句なのよ…。最近、東洋文化を取り入れた外国の恋愛小説が流行ってるって聞いたけど、大事な女の子を天井に幾つも染みがあるような小汚い部屋で抱く男ってどうなのかしら…。本当に大事にしてるのか、疑わしいところだわ)


 レナートは、東洋の殆どの建築物が木材で造られていて気候も自国とはまるで違うという事を知らないのでそんな風に思ったが、今考えるべきはそこではない。


「キュ、キュカ! 男のベッドに軽々しく座っちゃ駄目だ、今すぐ立ってこっちに来るんだ!」

「えっ? はい…」


 何も判ってなさそうなキュカは突然声を荒げたレナートに驚いたものの素直に立ち上がり、名残惜し気に最後にウサギを一撫でしてから、ドアを開けたポーズのまま固まっていたレナートの傍に戻って来る。

 もう少し危機感を抱いてほしいような、しかし自分にだけは警戒しないでほしいような。この場合、どうするのが正しいのだろう。


「……寝室に案内したのは、確かに俺だけど。キュカもほいほい素直に着いて行かないように。俺に襲われたらどうするの」

「えっ…!?」


 やっと自分の無防備さに気付いたのか、キュカの顔が耳のふちまで淡く染まる。羞恥で僅かに潤んだ瞳の奥、戸惑いの中に匂い立つ未熟な女の香りがレナートの男の部分を絡め取るようにさざめいて。


「……っ、この先は、結婚式を挙げてから。婚約者の内は二度と寝室に入らないように。…判った?」

「は…、はい……」


 寝室の天井に染みがあるかどうかをつい確認してしまうような男だけど、この小さく可憐で、時々甘やかに女を匂わせて男心を他意なく翻弄する、菫のような女の子を大事にしたいのは心からの本音だ。

 ちゃんと待てるから、ちゃんと待つから、青い菫にはどうか清らかなままウェディングドレスに袖を通して、黒い礼装に身を包んだ自分の隣で幸せだと笑ってほしい。

 一時の迂闊な情動で傷付ける事のないように、細く小さな菫がこの先も綺麗に咲き誇ってくれるように。

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