第9話 おばあさんの腕輪の話
次の日の昼休み、少しでも早く保健室に行こうと、エーリとカレンは給食を急いで食べました。自分たちが見つけた猫を受け取って、喜んでくれるだろう場面を
保健室にはいると、猫探しの
しばらくするとおばあさんがやってきました。
「どうぞ、お
マージがおばあさんを
「ありがとう、見つけてくれたのね」
「うちの魔女っ子たちにも
エーリはおばあさんのリクエストでレモングラスティーを入れると、テーブルに持っていきました。ティーカップをテーブルに
「あら、それは“
「この腕輪のことを知っているのですか?」
マージが
「よく見せてちょうだい。──ああ、やっぱりそうね。
昔、“愛の腕輪”という
色々と問題になったので、
「腕輪に
「魔法のことだから
「
「あなたが生まれる
おばあさんはお茶をすすりました。
「
「ごめんなさいね。私はその腕輪を使った事がないし、魔法のことはからっきしでねぇ」
「そうですか……」
腕輪の
「腕輪の
おばあさんが出て行こうとしたところで、カレンが猫を
「おばあさん! 猫ちゃんをお
「あらあら! 私ったらボケちゃって! ありがとう、魔女っ子さん」
おばあさんは猫を受け取ると、帰って行きました。
自分たちの
授業中でしたが、エーリは腕輪が愛のための魔法道具と知って、
腕輪をはめていても何も変化が無いように思っていましたが、もし持ち主が目の前に
いえ、そもそも女性が男性に
でも、腕輪が
マージはキッチンでティーカップを片付けながら考えを
マージは、黒いローブの男が
マージは保健室の先生におさまってはいますが、もともと、
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