第2話 図書室で見つけたもの
おばさんが帰ったあとも、ポツポツとお客様がやってきますが、マージ先生は
「一度お手伝いの手は
と、エーリとカレンを温室に連れていきました。二人とも正直なところ先生の手伝いをしているほうが楽しかったのですが、やることがあるので
「次の
エーリとカレンはテーブルの上に広げた真っ白な紙の前で、うーんと
「
カレンがいいました。
「良い睡眠が必要な理由とか、
「とっても
エーリがカレンに今までの新聞をまとめたファイルを見せました。そして、二人はまたうーんと唸りました。
「こういう時にパッと魔法を使って、パッと何か思い
エーリが
「
エーリとカレンは先生に
下校時間が近く、今は委員会活動中の時間であることもあって、図書室にはエーリとカレンの二人だけでした。何か使える本はないかと、エーリがずらりと
エーリは思わず手に取りました。
「
二人は
本は何ページめくっても白紙でした。エーリは不思議に思って、さらにパラパラとページをめくります。
「何か魔法の力で文字を隠しているのかしら」
その
その
エーリとカレンはとにかく
本から消えてしまった腕輪は、エーリの左手首に
「え、どうしよう! 取れないよ?」
しかし、この金属の腕輪はエーリの手首にぴったりで、つなぎ目もなく、どう
「見て、エーリ。腕輪がはまってたページに何か書いてあるわ」
さっきまで白紙だったページに、文字が
***
腕輪を見つけた者は
腕輪を真の持ち主以外に渡してはならない
腕輪の事を誰かに話すことはできない
間違った手順で腕輪を外すことはできない
***
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