保健委員は魔女っ子なのです
冲田
第1話 素敵な保健室
その小さい街に
ガラスの
休み時間、校庭で遊んでいて
「ママ……じゃなかった。先生ー! マージ先生!
温室にいる保健室の先生をエーリは大きな声で
魔女は自然の力を少し
「先生は魔女なんだからさ、これくらいの擦り傷、魔法でパッパと治せちゃえないの?」
男の子は今すぐにでも
「どんなに
「ふーん。そうなんだ」
エーリはマージが
「ありがとう、保健委員さん。そろそろ休み時間も終わるし、二人とも教室に
学校ではもちろん、エーリは生徒でお母さんは先生です。しっかりけじめをつけてお
二人でまずは温室の
温室と花壇の仕事をだいたい終えたころ、
エーリとカレンは魔法使いの家系に生まれた魔女見習いなので、この六年制の普通の小学校を卒業すれば、魔法学校に進学します。保健委員の仕事は魔女見習いとしての仕事でもありました。エーリはお母さんをとても
おばさんにふわふわの
「こんにちは。ハーブティーをお入れしますが、ご
「あら、魔女っ子さん、こんにちは。選ぶからちょっとまってね」
おばさんは紙をしばらく
「カモミールティーをお願いしますね」
と答えました。エーリとカレンはハーブティーを入れにキッチンに行きます。もちろん、ここで育てたカモミールです。
マージはおばさんの向かいの椅子に座ると、いつもの優しい笑顔で聞きました。
「お困りごとはなんですか?」
「
「それはありがとうございます。では、少し
マージはおばさんの腰に手を当てて
「次にお医者様にかかる時は、うちで34番のお薬を
マージはおばさんに
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