13-16.王都見物、下町編(2)

 サトゥーです。どこにでも悪事に手を染める者はいるのです。ただ、少数の不心得者のしでかした事で、まじめに活動している者まで色眼鏡で見られてしまうのが悲しいと思うのです。





「――他のやつらも行方不明?!」


 オレがマップで悪徳院長達の現在位置を検索していると、シン少年や助け出した子供達の方から不穏な発言が飛び出した。


「う、うん。ポンとチョビがいなくなって。皆で手分けして探している間にノザとジョイが見当たらなくて、まごまごしている間にさっきの人に捕まったの」

「どうしよう、シン兄ぃ」


 ふむ、集団誘拐か……たちが悪いな。


「安心しなさい。幼生体の救出は私たちが行います。マスター、許可を!」


 めずらしく、ナナが熱い。


「そうよ! うちのご主人様が、ちょちょいのちょい、っと誘拐犯を見つけて子供達を助け出してくれるわ!」

「子供だからってバカにするな! この人混みの中からどうやって見つけるって言うんだ!」


 アリサの安請け合いに、シン少年がキレる。余裕がないから感情的になっているようだ。

 彼の激昂に不安になった幼女達が大きな声で泣き出し、ポチ、タマ、ルルの三人が慌ててあやしている。


 さて、事態を収拾するか――。


 マップ検索で孤児院の所属で探してみる。


 同じ区画内にある工場内に監禁されているようだ。

 他の孤児院から集められた子達も一緒らしい。


 犯罪ギルドの人間が十数人と奴隷商人が一人、さらに用心棒らしきレベル30とレベル20の男女がいる。

 男の方は「狂戦士」の称号と「狂乱」スキルを持っているので、ちょっと危険だ。


 ナナが捕まえてきた中継ぎの男を尋問して、工場の場所を聞き出す。

 既に知っているが、必要な工程だ。


「――だから、大丈夫だって言ってるじゃん」

「俺達の事は俺達でやる。あいつらは足を棒にしたって見つけてみせる」


 なおも言い争うアリサとシン少年の間に割り込む。


「そのくらいにしておけ。子供達の拉致された場所なら、この男から聞き出したよ」

「ど、どこだっ!」


 駆け出そうとするシン少年。

 実に勇者らしい行動力だが、単独であたるにはレベルが足りない。


「一人じゃ危ないよ。一緒に行こう――」


 シン少年を制し、同行を持ちかける。


「犯罪者の方をオレ達がやるから、君は子供達の救出を任せたいんだけど、いいかな?」

「あ、ああ。オレはチビ達が助けられたらそれでいい」

「よし、決まりだ。アリサ、ルル、ミーアの三人はこの子達の保護を頼む。衛兵が来たら誘拐犯を引き渡して状況を伝えてくれ」

「おっけー」


 快諾してくれたアリサに後を任せ、オレ達はシン少年を連れて工場へと向かった。

 悪徳院長達を牢屋に招待するのは後回しだ。





「廃工場でしょうか?」

「そうみたいだね――」


 辿り着いた工場には人気ひとけがなく、入り口は太い棒で封鎖してある。

 オレはリザに答えながら視線を巡らせて、工場の看板を見つけて廃工場になっている理由を理解した。


「あれを見てごらん。この間反逆罪で処分された伯爵家の紋章だ」


 つまり、ここは「自由の光」関連の人間が使っていた場所という事になる。

 中にいる誘拐犯は「蜃気楼」が生前に命じた計画を実行しているのだろう。


 近所の住人はオークション会場近辺の催しに出かけているのか、工場前の通りは閑散としている。

 これならば怪しい風体の男達が出入りしていても、当局に通報する者はいなさそうだ。


「タマは潜入して子供達の居場所を探れ」

「あいあいさ~」


 オレの指示にタマが姿を消す。

 シン少年やゼナさん達が驚いているが、今はスルーしよう。


 工場の手前の物陰で待っていると、タマが塀をにゅるんと越えて戻ってきた。


「みつけた~?」

「はやっ」

「うそっ」


 一分とかからずに任務を果たしたタマに、シン少年とリリオが驚きの声を上げる。

 ゼナさんは驚きすぎて声もない。


 もっとも、タマには事前に子供達が捕らえられている社員宿舎地下の事を伝えてあったので、この結果も順当だろう。


「子供達の救出はシン君に任せる。ポチとタマは彼の護衛を頼んだよ」

「らじゃ~」

「はいなのです」


 オレの指示に、ナナとゼナさんが難色を示した。


「マスター、救出隊への同行許可を」

「工場内にも子供がいるかもしれないから、ナナはそっちの保護を任せたいんだ」

「――マスターの指令を受託」


 こくりと頷いてナナが下がる。


「あの、子供達だけで大丈夫でしょうか?」

「大丈夫ですよ。でも、そうですね――リリオさん、子供達に同行していただけませんか?」

「了解。ゼナっちを宜しくね」

「はい、かすり傷一つ付けさせませんよ」


 オレの横で頬を染めるゼナさんに、リリオが大きく手を振ってシン少年の後を追う。

 4人が工場の塀を越えて潜入していった。


「シロとクロウはあの木の上で逃げ出すヤツがいないか見張っていてくれ。何かあったら、光魔法のフラッシュで教えてくれるかい?」

「うん」

「はい、だよ。シロ」

「はい」


 シロとクロウの二人がパタパタと木の上に飛んでいく。


 さて、オレ達も行動しよう。





「――何者だ、テメェ? ここが伯爵様の持ちモンだって判ってて入り込んだのか?」


 工場に入ってすぐに、犯罪ギルドの男達が三人ほどオレ達を恫喝しながら近寄ってきた。


「伯爵家の人間かい?」

「ああん? そんな事はどうだっていいんだよ! その女達を置いてガキは帰んな。ああ、そのトカゲは連れて帰っていいぜ」


 男達の下世話なセリフで、ゼナさんの耳がけがれそうだ。


「リザ――」

「承知」


 オレの合図でリザが突撃する。

 愛用の槍が無いが、こんな雑魚相手ならそんな事はハンデにならない。


 急接近したリザの尻尾の一振りで、男達が朽ち木のように簡単に薙ぎ払われる。

 その音を聞きつけたのか、奥の扉が開いて10人強の男達が姿を現した。


「ちっ、衛兵かと思ったら違うじゃねぇか」

「腕は立ちそうですぜ」

「なら、用心棒の二人に任せて――」


 長々と相手をする気はないので、サクサク行こう。

 オレは無言でリザとナナに指示を出す。


 リザが低い姿勢から矢のように飛び出し、男達相手に無双する。

 ナナはリザが作ったスペースを駆け抜け、理術で作り出した魔法の盾で立ちふさがる男達を撥ね飛ばして、扉の奥へ躍り込んだ。

 ここからは見えないが、奥にいた奴隷商人を打ち倒して子供達を救出したようだ。


 狂戦士の称号を持つ男傭兵が雄たけびを上げながら獣のようにリザへと突撃を繰り返している。

 もう一人の女傭兵は冷徹に他の男達を盾に使いながら、リザの隙を突こうと立ち回っているようだ。

 なかなか対照的な二人だ――。


「……■■ 風防御ウィンド・プロテクション


 いつの間にか飛んできていた毒短剣を、ゼナさんの魔法が弾き飛ばす。

 どうやら、頭目が投げた物のようだ。


「ちっ、魔法使いまでいやがったか。おめぇら、あの黒髪のガキを押さえろ!」

「「「へい」」」


 頭目の合図に三人の男達が、オレを目掛けて突撃してくる。


「■■ 風扇ウィンド・ファン


 ゼナさんの魔法で巻き上げられた埃が男達の視界をつぶし、風のような速さで駆け寄ったゼナさんが男達を切り捨てていく。

 割と容赦ないが、一応男達を殺していないようだ。


 うちの子達には及ばないが、彼女も並みの正騎士以上の強さがある。

 犯罪ギルドとはいえ、ただのチンピラ相手なら、この結果も順当なものだろう。


 頭目らしき男が物陰に姿を隠そうと動き出すのが見えた。

 オレは「理力の手マジック・ハンド」で頭目の足を掴んで、傭兵達の始末が終わったリザの前に放り出す。


「うわっ、なんだ? 魔法か――ぐぇえ」


 リザの放った警棒の突きを受けて頭目が悶絶する。

 実に痛そうだ。


 ちょうど片付いたところで、扉の奥からナナが戻ってきた。


「マスター、幼生体3名を確保しました」

「良くやった。その子達は預かるから、こいつらを縛り上げた後で、リザと二人で他に残党がいないか確認してきてくれ」

「イエス、マスター」


 この工場内に誰も残っていないのは判っているが、ゼナさんの手前何もしない訳にはいかない。


「ゼナさん、ひとまず子供達を避難させましょう」

「はい」


 ゼナさんと二人で子供達を連れて工場の外へ出る。


「お兄ちゃん達、誰?」

「孤児院に返してくれるの?」

「おなかへった」


 幼女達にあめ玉を与えながら、彼女たちのスキルを確認する。

 どうやら魔法系のギフトを持っていた為に、他の子達とは別に管理されていたようだ。

 恐らく、先に奴隷契約を行おうとしていたのだろう。





 工場の中庭に出ると、地下室から救出された子供達がシン少年に率いられて出てきた。


「きゅうしゅつした~?」

「救出完了なのです」

「よくやった二人とも」


 任務完了の報告をするタマとポチを抱き止めて二人の頭を撫でる。

 木の上から戻ってきたシロとクロウの二人に、アリサ達の所に向かわせて衛兵達を連れてくるように指示する。


 さて、頭目の尋問だ。

 リザに命じて井戸水を頭から掛けて叩き起こす。


「ぶわっ――、ちっ。情けねぇ、全員捕まっちまったのか」

「質問に答えろ」

「ちっ、俺様に口を割らせたかったら勇者でも連れてくるんだな」


 この頭目は舌打ちが癖のようだ。


「腕に布を巻いた子供達を掠うように命じたのはお前か?」


 オレの質問に頭目は黙して語らない。

 ここはハッタリを利かせよう。


「沈黙が既に答えだ。他のヤツが既に口を割ったぞ? お前に聞きたいのはヤツの居場所だ」

「ふん、この身を裂かれようと蜃気楼のアニキを売るようなマネはしねぇ。俺様を他の雑魚と一緒にするんじゃねぇよ」


 ……やっぱり、こいつも蜃気楼の関係者らしい。


 前にも思ったが、尋問スキルは結構ヤバイ性能がありそうだ。

 その後、いくつかの質問を行い、これまでに孤児や食い詰めたスラム住民達を定期的に集めて、伯爵の使いに渡していたと白状させた。


 おそらく、定期的に集められた人達が伯爵の屋敷の地下空洞にあった無数の遺体になったのだろう。

 頭目は悪徳院長達と直接の面識はなく、蜃気楼の直属の部下達が間を取り持っていたらしい。


 一年前から奇数月のオークションの開催期間に生け贄に使う者達を集めるように指示されていたそうだ。

 最後に会ったのは年末の事件の数日前らしい。


 ついでに宝珠について確認したが、要領を得ない返答だけだった。

 どうやら、こいつらは宝珠とは関係ないらしい。


 ふむ、ならば緑魔族の暗躍とは無関係の可能性が高そうだ。


 頭目から聞きたい事は聞けたので、オレは小用と言い訳して、皆のもとを離れる。

 一応、リザには犯人の片割れを捕獲に向かうと告げておいた。





 オレはクロの姿に変わって、王都の東門にある駅馬車乗り場へユニット配置で移動した。


「旅行か?」

「なんだね君は!」


 大きな鞄を持つ孤児院長の肩を掴んで話しかける。


「ええい、離せ! 礼儀というものを知らんのか!」


 孤児院長がオレの手を振り払おうともがく。


 彼は駅馬車で王都の外に逃げる気のようだ。

 エチゴヤの聞き込みに身の危険を察知したのだろう。


 勘のいいヤツだ。


「蜃気楼と言えば通じるか?」

「な、なんの事だ? 人違いなら他を当たれ。ワシは急いでいるのだ」


 ふむ、恍けている様子は無いし、悪徳院長は蜃気楼と無関係のようだ。


「――では、腕の布なら?」


 その一言で悪徳院長がびくりと震え、他の客を掻き分けて駅馬車に向けて駆け出す。

 どうやら、誘拐事件の方には荷担していたらしい。


 駅馬車に乗ろうとする彼の肩を掴んで、後ろに投げ飛ばした。

 ガシャンと音がして、彼の鞄から金貨が流れ出る。


「最近の孤児院長はずいぶんと羽振りが良さそうだな」


 オレはそれを一瞥してから、悪徳院長を睨み付ける。


「お、おい金貨だ」

「すげぇ」


 金貨を見て騒ぎ出す民衆だが、衛兵の詰め所の傍のせいか盗もうと飛び出す者はいないようだ。


「おい! 正門の前で何をしている」

「衛兵、こいつを捕縛しておけ」


 オレはミツクニ公爵家の紋章が入った短剣を衛兵に見せて命じる。

 ナナシとして貰ったヤツだ。


 悪徳院長は彼を含めて三名。他の二名は孤児院にいるところを捕らえた。


 悪徳院長三名は尋問の後に、誘拐犯の頭目とセットで宰相配下の諜報局に突き出しておいた。

 頭目がクロに奪われた事にゼナさん達や駆けつけていた衛兵達が慌てていたが、クロの正体がオレなのはリザ達に伝えてあるので問題ないだろう。


 少々長い小用を終えてオレは皆のもとに戻った。


 なお、悪徳院長達の処遇だが――。


 宰相曰く、上級魔族召喚の片棒を担いで王都を危険に晒した以上、三名は反逆罪で死罪になるとの事だった。





「それで、孤児院長の尋問はしたの?」

「ああ、単なる金目当てみたいだった。例の伯爵が孤児院に寄付をしていた関係で知り合ったらしいね」


 内緒話をするために、アリサを肩車してオークション会場前を練り歩く。

 孤児達の保護なんかは衛兵に押しつけた。衛兵隊長に慰労金として金貨を一枚渡しておいたので、きっときちんと孤児院まで送ってくれるだろう。


「でも、斜に構えた美少年のぽそっと呟くお礼ってば萌えるわよね~」


 別れ際にシン少年がぶっきらぼうに礼を言っていた事を言っているのだろう。

 アリサの発言に同意するのは難しいが、生意気な少女に置き換えるとなんとなく分かる気がしないでもない。


 きゅるるぅ、とゼナさんのお腹から音が聞こえた。

 恐らく聞き耳スキルのあるオレにしか聞こえていないだろう。


 買い食いをしているうちの子達と違って、ゼナ隊の4人は朝から何も食べていないからお腹が減る頃だろう。


 時計を確認したら午後二時過ぎだった。

 どうやら、誘拐騒動のせいでお昼を取り損なっていたようだ。


「そろそろ小腹が空きましたね。どこかお店に入って昼食にしましょう」

「はい! はい! 良いお店があるの! アリサちゃんのオススメ!」


 オレの提案に真っ先に反応したのはアリサだ。

 特に行きたい店があったわけでもないので、アリサのお勧めという創作料理店へと向かった。


 少し遠くらしいので、馬車で移動する事になった。

 王立学院の騎士学舎の近く――というかエチゴヤ商会の工場の近くだ。


 前にネルが食べていた蕎麦の店らしい。


「ここよ!」


 アリサが二階建ての食堂を指さしてドヤ顔で振り返る。


「ここはギュー丼が美味しいのです!」

「ぎゅぎゅ~っとびみが詰まってる~?」


 ポチとタマも騎士学舎の帰りに同級生達とオヤツを食べに寄っていたそうだ。


「肉の良い香りがします」

「お醤油と味噌の香りの方が強くないですか?」


 リザとルルもお腹が減ってきたのか匂いに敏感だ。





「おっちゃ~ん! 奥の個室空いてる?」

「おう、貴族の嬢ちゃんか。悪いな、奥は予約が入ってるんだよ」


 体毛の濃いアラサー店主が店の厨房から顔を出す。

 店内はカウンター席に数人いるだけで、8つあるテーブルはすべて閑散としている。


「へ~、珍しいわね」

「珍しくて悪かったな。テーブルは全部空いているから好きな席に座りな」

「ほ~い」


 オレ達は奥の方にある6人掛けのテーブルを3つ確保して席に着く。

 護衛という立場だからか、ゼナさん達は入口寄りのテーブルだ。


「注文は何にする?」

「何かお勧めはありますか?」


 この国の識字率を考えたら当たり前なのだが、この店にはメニューがない。


「もちろん、ギュー丼なのです!」

「むぅ、掻き揚げ」


 オレは店長に聞いたつもりだったのだが、ポチとミーアが素早く自分のお勧めをオレに教えてくれた。


「ちょっと高くていいなら、オーミィ牛の唐揚げ定食なんかもお勧めだぜ」

「なら、それを貰おうかな。皆は何にする?」


 王都でも唐揚げが広がり始めているらしい。

 オレは皆にも注文を促す。


「子爵様のおごり?」

「ちょ、ちょっとリリオ!」


 リリオの遠慮のない発言にゼナさんが慌てる。


「もちろんだよ。値段は気にせずに好きなものを注文して良いよ。念の為に言っておくけど、お酒は無しでね」

「やったー、さっすが貴族様!」

「じゃ、あたしは一番高い料理で!」

「ちょ、ちょっとルウ!」

「ルウ、後で話があります」


 ルウの発言にゼナさんとイオナ嬢が柳眉を逆立てる。


「おいおい、うちの一番の料理は銀貨2枚もするぜ?」

「構いませんよ。皆も遠慮無く注文するように!」

「ポチはギュー丼なのです」

「タマもギュー丼~」

「私はご主人様と同じオーミィ牛の唐揚げ定食をお願いします」

「掻き揚げ定食」


 ポチ、タマ、ルル、ミーアに続いて皆が店主に注文を告げていく。

 メモもなしに良く覚えられるものだ。


 最後に真剣な顔で悩んでいたアリサが注文を告げる。


「私は牛丼定食と単品でかき揚げに冷奴ネギマシマシで」


 アリサ――ダイエットの呼び声が聞こえてくるぞ?



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