第21日 WBC 対メキシコ戦のせいで
こんなもん! 何にも手につくかあああっつ!
し、心臓に悪い試合しおって! この前までの試合がぬるま湯だったと、つくづく……
え? 準々決勝までが楽な試合みたいなことを言うな? 相手国にも、必死に戦ってる日本代表にも悪いとは――リスペクトが足らないとはおもわないのか?……って。
誰が試合がぬるま湯だと言いましたか。
日の丸背負った国際大会ですよ?
イタリア戦からは負けたら終わりのトーナメントですよ?
楽な試合なんてあるわけないじゃないですか!
これほど繊細でメンタル次第でパフォーマンスも展開も変わるスポーツはないというのに、想像を絶する注目の中、相手と同時に自らの内なる緊張やストレスと戦っているだろう選手たち。
しかも野球は「三割打てれば一流」「三点で抑えれば一流」などという低確率で確実性のないスポーツ。
代表に名を連ねる選ばれた選手たちは、積み重ねてきた実績こそ輝かしいものの、必ずしもいつもの力が発揮できるわけではない。
絶対に負ける試合もなければ、必ず勝てる試合もない。
そんな明日なき戦いを繰り広げている彼らがぬるま湯につかっているわけがない!
「ぬるま湯」だったのは、観戦しているわたしの心理状況です!
今まで楽しい試合ばっかりみてたから、急に国際試合らしくなって、見てるのこっちの心が持たなくなって、
「ああ、俺がみているせいで負けたらどうしよう」
とか思うようになりました。
(ペナントレース中に何度かそういう心理になる)
シドニーもアテネも北京も、前二回分のWBCも、なんなら、連覇した時のWBCだって、金メダルとった東京オリンピックの時だって、じりじりする試合がいっぱいあったのに忘れてました。
これこそが国際大会のトーナメントです!
もう「がんばれ。がんばれ」じゃなくて、心の声が「たすけて」なるんだよ。わたしは!
……ああ、神様仏様村神様。でもウチとやる時は手加減してね。
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