全ての記憶を残したまま転生を続けるなんて、無限の苦しみを味わい続けるようなものかもしれませんね。
似たもの同士の二人が出会って、ほのかな救いを感じました。
苦しみもあるけど、人生の分だけ希望もあったはずですもんね。
終わりない転生。
正気を保てなさそうですよね。
相棒がいれば違うのかな……。
二人揃って気が狂いそうだけど……。
本はバーチャルリアリティであり、巨大な記録倉庫であり、預言者であり、また友達だった。
紙の手触りと共に、これからの本はなにかを失うのだろうか。
いや。
きっといつまでも我々の味方に違いない^^
肉体は生まれ変わっても、心をそのまま持ち続けていたら、やがてそちらの方が正常ではいられなくなるかもしれませんね。それでも、生まれ変わるのは終わらない。
妖精との出会い、そしてこれから始まる旅は、そんな永遠の中で、心を満たすものとなってくれるでしょうか。
とてもワクワクする物語でした!
転生だけど、妖精がいて本を選んで…そして僕の秘密も。ちょっとビターだけど、この先の彼らの旅路が楽しみで、続きが気になる終わり方でした。
作者からの返信
スキマ参魚さん、読了ありがとうございました!
辛い人生でも暗いばかりじゃない、一筋の希望を書かせていただきました。
天才少年と不死の妖精の二人のお話はKAC中にあと二つ書いています。
未読でしたら、お時間のある時にでも楽しんでいただけたら幸いです。