第39話 らいかんさんDeathー王都国民放送

透き通る風――。

新緑の緑に、色とりどりの花たち。

王宮のガーデンとは、素敵なものです。


教授とふたりでお茶を飲みながら、そのガーデンを眺める贅沢に、私たちは有意義な時間を過ごしています。


今から行く大精霊ちゃんとのこと。

その後の桜クエストのこと。

ちょっとだけ、王様のことも話しましたね。

立派になったものです。


 ◇


「ブロッコリー先生!大変です。らいかんさんも至急広場に来てください!」

「「嫌です。」」







だって~!絶対あれでしょ? 嫌だ嫌だ面倒くさい!

焚きつけたの私ですけど。

だって、私たち。『今は紅茶を嗜んでいますもの……。』


「王都の紅茶は、Cha-Cha-Cha-工房!」

「おいしいんじゃよ♡」

新発売:あそこのんこ茶! 王宮売店でもお求めになれます。


~・~・~


STANDBY - OK?

CM明けま~す ― 3・2・・・Q!!!


 てれててえ~てて~てれてれ~ててっ♪シュタッ。


「は~い!はっじまりました~!『らいかんDeath!』今週も素敵な王宮のガーデンに来ておりMASUッ! ご機嫌に麗しゅう汚物共! パーソナリティのらいかんDeath!! そしてお隣には?」


「白髪頭がBON!Q!BON!、アフロのまりもブロッコリーです。」


「さ~て、教授。今日も素敵なお茶会の中あれですけど、聞きましたよ~!桜クエストに行っちゃうんDeathって?」


「SO~なんDeathYO! でも、らいかんさんも逝くんでしょ?」

「あらまぁ!逝くなんて!上手に言いますねぇ! もちろん逝きますYO!」

「騎士団長スミッツも一緒なので、楽しみDeathNe!」

「いつぶり?いつぶり?」

「魔…あれを倒して以来じゃない?」

「王!あれですか!懐かしいDeathNe!」


 ◇


 ずんちゃっちゃちゃ~♪ずんちゃっちゃちゃ~♪


「この音楽が流れてきましたと言うことは~お便りコーナーDeath。」

「このお便りなんかいいんじゃない?」


「ぺんネーム:CoolSummer井さん」

「『らいかんさんこんにちは』はいこんにちは!」


「『何なんすかもう(笑) 穴李さんが ・ なかぐろから復活したようで……』あれ?その先が汚れてて読めませんね。アナリーさんが『・』から名前に復帰したのに対してのクレームDeathかね?わかります!」


「『穴李さんとぶっころさんの対決見たいです(笑)』 なるほど~!やっぱり『・』じゃないと気に入らない系DeathNe! わっかりましたYO!『・』に戻るかは大人の事情があるそうなので、わたしでは何とも言えませんが……教授。」


「うむ!わしらのエルフの村ツアーは適当に済ませて、やっちゃいますか!」

「王!Yeah!!!主役はANARY!」


 ※ ※ ※


 てってて~れれ♪てれてれてれ~♪てって~て~てれれ♪


「如何でしたか?今週の『らいかんDeath!』そろそろお別れの時間となりました。そろそろ出発の時間でもありますね。名残惜しいでえすけど、このへんで。」


「お相手は~~~。らいかんさんと「アフロのまりもブロッコリーで~」お送りしました! SEE-YOU-NEXT-Death!」


「それでは、次回:アナリーVSぶっころーさん!をお楽しみに! 今夜あなたを~ぶっ殺ろ~!」


~・~・~

はい!カァァァット!!!!


AD眼鏡「おふたりとも時間押してまーす。急いでくださーい。」

それでは、わたしたち加護をもらいに逝ってきます!とおお!

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