第27話 らいかんさんむくりきょろきょろわぁ…おはすみ。

―――とうっ!

シュタッ!!!


むくり!(ΦωΦ)きょろきょろ。

わぁ…|ω・)


・・・おはすみ_(:3 」∠)_


※ ※ ※


本当に、この聖騎士の女。馬鹿なのかしら…。いや馬鹿だろ。


―――御神木。


確かにそうですね。ええ、ええ。分かりますよ?

でもさ…王都の「王宮の中」にある樹は…。


≪流石に、あかんやろおおおおおおおおおおおおおおお!≫


飛ぶときに分るでしょう?

わたしに伝えるべきでしょう?

何が「あら?大丈夫よ!私に任せて!御神木があるところは私の庭よ?」ですか!


こっそり。むくり。きょろきょろ(;´・ω・)

うわぁ…|ω・)


突然王宮に現れた魔物!ライカンスープ!!どどーん!

兵士が…1、2、3、沢山/(^o^)\


もうこれ…やっちゃっていいんすかねぇ?アナリーさんよお!


 ◇


「そこの魔物!大人しくしろ!聖騎士アナリーを開放するんだ!」


はい。かっこいいですね。

でもですね。わたし、今からその解答を口にするのですが、この方、絶対にご自身が言った言葉を否定しますよ?


「ま…待って下さい!わたしはらいかんさん!王都で有名な薬草の魔術師です!アナリーさんの師匠を助けにエルフの村から飛んできたの!」


「な…なんだとお!魔物が喋っただとお!!!魔物が人の言葉を分かるのか!」


ほらね…。

「大人しくしろ!」とか誰に言っていたのでしょうかね。


でも、こちとら、このパターンに慣れてますぜ!

今回は、アナリーさんに責任を取ってもらいましょう。


「アナリーさん!説明してあげてください!わたしが逝ったら、リファイン草はお師匠様に届きませんよ?」


わたしはアナリーさんの方を振り向きながら言います。


「あ…らいかんさんおはよう。瞬間転移の走馬灯で私…もう…駄目おやすみな…さい(スャ~)」


はぁ?くそですか?糞でしたね!んこ野郎でしたね!帰るぞこのんこ野郎!


「いいですけど、寝たらわたし帰りますよ?大精霊ちゃんの羽で飛べますし!説教するネタは「まだまだ」あるのですからね?」


むくり。きょろきょろ(;´・ω・)穴李

うわぁ…|ω・)唖也


「そこの兵士達!私は聖騎士アナリー!このライカンスロープのらいかんさんは冒険者!そして私の客人だ!剣を収めろ!」


凛として、兵士を治めるアナリーさん。

かっこいいです!流石は、聖騎士といったところでしょうか。


…面倒臭いのでもうそれでいいです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る