第16話

「そか…」


俺はカンニングとかはしたことないが。

これは多分だけど。

教授と寝て、司法試験受かった女とかいるけど、そんなんして合格しても嬉しくないよな。


「明日宜しくね。

4時に校門のところで待ち合わせしましょう」


カフェを出た後。


俺はなんだか、運命が変わるような気持ちに襲われた。


たった一度。

よろけた金髪ギャル(普段は清楚系美少女)を本屋で助けた。

そんで、誤っておっぱ、いや、胸を触ってしまった。なんだかよくわからないうちに責任を取る羽目になったんだが。

俺のこと、よく知ってるお嬢様だった。


実は最強か…


言われたら悪い気はしないな…。


コンビニバイトに明け暮れて。

底辺インキャのこの俺は。

授業中もよく眠る。

テスト中もほぼ爆睡。


それでも、実は。

陽キャイケメンに勉強ノートを盗まれるほど

の実力者か…。








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