第17話

翌日。


高級車ランボルギーニに乗せられて。

俺は大豪邸へと足を踏み入れることとなった。


「あー、なんでこんなことに…」

「え、それは山吹くんが、私のおっぱいを

鷲掴みにしたからでしょ??」

「いや、そんなことしてないんだけど…

鷲掴みとかひと聞きが悪い…」

「もぉー、照れないでよー」

バァン!と肩を叩かれた。

お嬢様のくせに力がある。

「はぁ…それにしても家の玄関まで遠いねぇ…」

「んー、ざっと、一キロはあるんじゃない?

もうちょっとしたら庭の薔薇が咲くのよ。

とても綺麗なんだから」



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