第7話 へんてこなりんごさん1
今日はとってもいい天気。
ポカポカポカポカポッカポカ。
お山もとっても嬉しそう。
そんなお山に、へんてこなりんごさんが歩いていました。
へんてこなりんごさんはハイキングに来ていたのです。
お山をお散歩楽しいな。
てくてくてくてくてっくてく。
「ふぅつかれたなぁ。この辺りでちょっと一休みしようかな」
どこかに良いところはないかなーなんて思ったときのことです。
あっ!
道の先に人が倒れているではありませんか。
たいへんだ!
「何があったの!?」
へんてこなりんごさんが駆け寄って言いました。
すると、
「喉が乾いて動けないんです。飲み物をわけてください」
と、倒れている人が言いました。
「お安いご用だよ!」
へんてこなりんごさんは飲み物を持っていません。
でも大丈夫。
へんてこなりんごさんはリュックからストローを取り出しました。
そして、自分の頭にブスッと刺したのです。
へんてこなりんごさんは
「さあ飲んで」
と言いました。
倒れている人はびっくりぎょうてん。
でも、とっても喉が渇いていたので、ストローをパクッ。
ちゅちゅー。
そのりんごジュースのおいしいこと!
夢中になって飲みました。
その間、へんてこなりんごさんはゆったり座って休憩中。
しばらくすると倒れていた人は元気いっぱい。
あー良かった。
「ごちそうさまでした。ありがとう、へんてこなりんごさん」
「どういたしまして」
へんてこなりんごさんはまた歩き始めました。
おしまい。
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