雨月の弥生日記

第24話電子書籍は便利だけども

雨野月子

「電子だけで出版するレーベルが増えたわね」

美少女文庫やオシリス文庫がそうですね。紙の本は出版せずに電子書籍のみ販売するようです。紙の本は材料費や人件費がかかるからその分コストがかからないですしね。

Amazonのセールで10インチのタブレットを購入したのですが、これぐらいの大きさがあれば電子書籍とくにコミックが読みやすいですね。

もちろん紙の本で買いたいですよ。

紙の本でないととれない栄養素が確実にあるのです。それにコレクション欲を満たすことができますし。

雨野月子

「でもね置いておくスペースも限られてるわよね」

そうです。紙の本は物理的にスペースをとるのです。いくらでもおける豪邸ならいいですが、たいがいの人は本を置くスペースが限定されていると思います。

ひるがえって電子書籍はタブレットやスマホがあればそれで十分です。

もちろんタブレットなどの電源が切れたら読めませんが。

雨野月子

「電子書籍のみになるレーベルが増えそうね」

印刷せずに配信だけですむのでそういったレーベルは増えていくでしょうね。出版不況ですがWeb小説は人気ありますよね。

ということは人は物語を楽しみたいというところはかわらないのです。

本を読むスタイルはかわりますが物語を楽しみたいというところはかわらないのでしょう。

余談ですが楽天ブックスで購入した薬屋のひとりごとめちゃめちゃ面白いです。

これからは異世界といえば中世ヨーロッパ風の異世界と中華風異世界がメインとなるでしょうね。中華風とくに後宮ものは女性に人気があるようですし。Web小説を読む女性読者は男性読者の数を追い抜くという話もあります。後宮ものやスパダリものがこれからさらに流行っていくのでしょうね。

すでに異世界もの発祥のサイトともいうべき小説家になろうは異世界恋愛もののサイトへと大きく舵をきりました。

物語に恋愛要素とくに女性読者を意識したエピソードを入れることが需要につながるのかもしれませんね。