第10話お客様は神様です
雨野月子
「お客様は神様です♪♪」
なにやら演歌を歌いはじめましたね。
「お客様は神様です」
この意味は三波春夫さんが観客のことを神様と思い、神聖な気持ちで歌を歌うということです。歌手のほうの心構えの話です。決して客が言う言葉ではありません。
自分のことを神様なんて言う人にろくなものはいません。
雨野月子
「ただお客として神様になる方法が一つあるわ。それはとても簡単なことよ」
月子の言う通り、店員さんや従業員のかたに神様とおもってもらう方法があります。
それは「ありがとう」というだけです。
例えばスーパーのレジで会計をすませたら「ありがとう」と言ってみましょう。
ご飯屋さんなかでも食べ終わって会計のときに「ごちそうさま」と言ってみましょう。
たったこれだけで好感度はあがります。いずれ神様のステージにあがることができるしょう。
お金を払っているのだからそんなことを言う必要がないという人は、神様どころか人間にすらなれていません。
ただの人のかたちをした生き物です。
大人でもないです。ただの歳をとっただけの生き物です。
雨野月子
「一言つけ足すだけで神様への道が開けるならこんなにコスパのいいことわないわね」
月子の言う通り、言うだけは無料なので神様目指してみるのもいいかなと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます