第7話 パンが無ければケーキを食べればいい
雨野月子
「パンが無ければケーキを食べればいいのよおーほっほっほっ」
高笑いと共に何を言っているのでしょうか。
これはマリー・アントワネットがいったとされる言葉です。実際はいってはいないようですが。かつてのフランス王家をおとしめるために作られたようです。革命派としては王家が贅沢三昧で国を滅ぼしたことにしないといけませんからね。実際に国が滅ぶにはもっと複雑な事情がいりくんでいるようです。
もともとは中国の皇帝が米が無ければ肉を食べればいいといったのが史実のようです。それがヨーロッパにつたわりマリー・アントワネットの悪評の一つに捏造されたようです。
最近はまっているのがこの言葉と同じことをいって断頭台にかけられた皇女が十二才にもどり、ギロチンの結末を回避するために奮闘する物語「ティアムーン帝国物語」です。
きっかけはAudibleというサブスクにはいったことです。
最初月額1500円とサブスクにしては高額のためためらっていましたが、結果的にはいって大正解でした。
朗読をする声優さんたちの素晴らしい演技力に驚愕しっぱなしなのです。
雨野月子
「まさに七色の演技よね」
月子も感心しています。
ティアムーン帝国物語の朗読をつとめるのは
このかたの朗読は本当に素晴らしい。
主人公のミーア姫、メイドのアンヌ、財務官僚のルードビッヒなどあまたいる登場人物をなんと一人で演じているのです。ミーア姫はかわいらしく、アンヌは優しく、ルードビッヒは爽やかにとそのすべてがまるで別人が話しているかのようなのです。その他にも老人から幼女まですべて斎藤楓子さんが演じられています。
もうその演技力の幅の広さに驚きっぱなしなのです。しかも地の文を読むときは控えめにそのなかにも強弱をつけて聞き取りやすく朗読されています。
斎藤楓子さんの朗読を聞けるだけでもAudibleにはいったかいがあるというものです。月額1500円はむしろ安いほどです。
ティアムーン帝国物語は2023年にアニメ化されるということで今から本当に楽しみです。
雨野月子
「パンがなければ米を食べればいいのよ」
それは好きにしてください。
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