第5話とらぬ狸の皮算用
雨野月子
「チャンチャンチャンカチャンカチャーン♪♪」
急にどうしたんでしょうか、軍艦マーチなんて歌いだして。
雨野月子
「ところで質問です。パチンコはギャンブルでしょうか?」
これは難しいところですね。表向きパチンコはギャンブルではなく遊戯となっています。
勝った客はたまたま隣接している古物商に景品を売るのです。
店員に聞いても換金の仕方は教えてくれません。
皆さんあちらに行きますねと言われます。めちゃめちゃお茶を濁した言い方です。
ギャンブルではないので換金の仕方は教えてはいけないのです。
でもパチンコに行く客はほぼお金目的です。
雨野月子
「グレイゾーンよね。ところでパチンコやスロットの台にはよくアニメや特撮が使われてるけどあれの権利の使用料はすごいらしいよ」
本当によく見かけますよね。往年の特撮ヒーローから懐かしのアニメ。さらにはこんなマニアックなアニメまでと本当にたくさんあります。
ちなみに自分はギャンブルはまったくしません。よく考えてみましょう。ギャンブルはそれを経営する本体が儲かる仕組みになっているのです。でなければ誰もやりません。国も儲かるから競輪や競馬をやるのです。
唯一するのギャンブル的なものは一番くじだけです。
あれはどんな下位の賞でもちゃんと景品がもらえます。
賞によっては下位のものでもそこそこ満足がいくものがあります。
雨野月子
「ところで自分の作品がアニメになりそれがパチンコの台になるとなったらその誘惑に逆らえるかしら」
そうです。もし自作がアニメになりそれがパチンコの台になったらかなりの使用料が入るかもしれません。ギャンブル嫌いでもその誘惑を断る心の強さをもつことができるでしょうか。
雨野月子
「まあそれこそとらぬ狸の皮算用よね」
まったくおっしゃる通りです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます