雨になってしまったけれど

 初日は天気が良かったのに、翌日は雨になってしまいました。

 ホースフレンドファームにも、川辺に行くプチ外乗コースがあるのですが、雨だと水量が上がってしまうので、出来ません。

 予報を見て、大雨になったら、近くの温泉にでも行こうか? ノーザンホースパークって手もあるかな? などと頭を悩ませましたが、二人はあーこに会いにきたので、雨でも会いたい、長い時間一緒にいたい、とのこと。

 北海道の秋の空は、かなり気まぐれで、11時からの雨予報も午前中は穏やかないい天気になりました。


 いつ雨が落ちてきても不思議はないので、先にあーこに乗ってもらいたいところですが、二人がどれくらい乗れるのかわからない、あーこがどれくらい落ち着いて乗せられるのかもわからないので、まずは、フレンドファームの馬でレッスンを受けてもらいました。

 乗ったのは、なんと、あーこをいじめるナンバー2くん。

 最近になって、一番人気の馬が乗馬引退することになったようで、ナンバー2くんが、働き頭?

 ところがレッスン中に土砂降りの雨になり、慌てて屋内に移動。その屋内は、かなり傷んでいて、バタバタと風の音もひどく、おそらく乗っているのは怖かったと思います。

 でも、馬は慣れている、いつも、この音の中、天気が悪い日はここに放牧されている、とインストラクターが言い聞かせ、良いレッスンが受けられたと思います。


 これはもうあーこに乗るのは無理? と思われましたが、気まぐれな秋の空。なんとか、二人ともあーこに乗ることができました。

 丸く囲った中なら大丈夫だよね、と、まこさんと打ち合わせていたのに、なんと、あーこはまこさんの下乗り中、放牧場の方を物見して、無理と判断。

 時々、なぜか放牧場を物見して止まってしまうことがあったのですが、まさか、この日に限って。雨だったから、放牧されている馬もいないのに。

 それでも、以降は暴れることもなく、いい子で、優秀なレッスン馬の片鱗を見せてくれたのでした。

 お手入れの時に、ギーとかぎゃーとか……心配でしたが、そちらも比較的いつもよりは静かで、嫌われることもなく、大好きなまま、いやもっと好きになってもらえて、良かったです。


 やはり、オフで繋がるっていいですね。

 でも、その後、コロナがますます猛威をふるい、とても「きてくださいね」と言える雰囲気ではなくなりました。

 ホースフレンドファームも一時期お客様受け入れを休止しましたし、チャンスがありませんでした。

 繰り返しますが、本当に残念。

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