あーこっこクラブ初めてのオフ会

 ホースフレンドファームでの一番の思い出は、初めてのオフ会でしょう。

 本州からわざわざ2人、あーこに会いにきてくれました。

 2021年10月のことです。

 あーこのことが大好きできてくれるのに、いつものようにギーとかぎゃーとかうるさかったらどうしよう? 嫌いになって、もう応援やーめた! になっちゃったら?

 そんな心配もしていたことが懐かしい。


 夜の飛行機でついて、翌朝ホテルにまこさんの車で迎えに行き、まずは道産子ちゃん。外乗を楽しんでもらいました。

 私はビデオ係で、息を切らして、枯葉を踏み締めて馬を追いかける係。

 どちらかというと馬場で乗る方が好きですし、かつて外で乗って落馬し、入院3ヶ月、手術台に乗ること3回の大怪我をしたことから、乗るよりもこっちの方が向いています。

 乗馬経験のある人とほとんど初心者のお二人でしたが、面白いことに、こういう時は初心者の方がリラックスしていたりします。

 ある程度経験を積んでしまうと、馬で怖い思いも経験積み。外で馬に乗る、という未知の経験は、意外と不安になるものです。が、怖さも知らないと、意外と、こういうものか、みたいな感じで、楽しめちゃうんですよね。


 その後、シェルに会いに。

 シェルは、乗馬クラブにいるので、お気軽に部外者には乗せることができません。通常は、馬場使用料がかかります。

 しかし、今回は特別に、ほんの少しまたがる程度なら……と、許可を得ることができました。

 とはいえ、故障もどきのシェルなので、どの程度乗せられるものやら? と悩みました。

 以前は初心者も安心して乗せられる馬でしたが、調子が怪しくなって以来、私以外の人が乗ると、ものすごく動いてしまうのです。特に、上手な人が乗ってしまうと、テンションが上がってしまう。

 そこで、先にちょこっと乗せて、後で私が乗る、という順番にしました。

 案の定、もっさり状態のシェルに「ちょっとまたがっただけ」の騎乗になってしまいました。

 うんと良い時のシェルに乗ってもらいたかったですけれど、仕方がありません。

 シェルは、ご褒美にいっぱいおやつをもらって嬉しそうでしたが。

 おねだり上手なので、馬用のおやつを一袋全部食べさせそうになり、慌てて止めなくてはならない状態になりました。


 その後、白老に向かいました。

 もう夕方でしたが、間に合えば、あーこたちの放牧の様子が見られるということで、ホースフレンドファームに立ち寄りました。

 運よく、馬たちが放牧しているのを、間近で見ることができました。

 二人にとって、あーことの初対面は、放牧場を歩くあーこ。

 夕方、そろそろ馬たちが戻っていく頃。絵になる風景の中でした。




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