手術前検査と栄養指導
1月の終わりに、前回断念した手術前検査を受けた。
具体的に何が問題となるか、というのはあまり知らないのだが、要するに手術を受けても大丈夫な体かどうか調べる検査だ。
この時は検査をするだけが目的だったので、比較的サクサクと終わった。
術前指導の看護師さんは仕事の早い人で、手早く入院に必要な持ち物をリストアップし、入院病棟について説明し、書類を一式渡してくれた。
もう三度目になるその説明の中で、一つだけ以前と違っていたのは、入院中や手術後の面会に関してだ。
入院患者、特に手術後の体力の落ちた人に、コロナウイルスはとても危険だ。なので時々ニュースでも見ることがあったが、どこの病院も面会は制限されている。
このB病院でもそれは同じで、手術後の面会は以前なら30分できたのが5分になり、それ以外で家族が病院に入れるのは入院日と退院日のみ、となっていた。
やっぱりか、と少し寂しかったものの、これは仕方のない事だ。
説明が終わったら検査を一通り回った。
身長体重の計測、血液検査や尿検査、X線検査などをしたり、飲んでいる薬を知らせたりする。薬でなくともサプリメントを飲んでいたら、成分によっては手術に影響するので、手術の2週間前には飲むのをやめるように、という指示があった。
検査が一通り終わった後は、栄養指導もあった。
元々太めの体型だったのだが、この頃は膨れた内臓の分、かなり体重が増えていた。当然BMI値が高いので、少しでも体重を減らすように言われた。
先生によっては、体重があまりに重いと手術をしない、と言う場合もあるらしい。
と言っても、一通りどんな食事をしているのか、どの程度の運動をしているか、という説明をしたら、栄養士さんには「特に問題ないですね」と言われた。
何を隠そう、私の母は栄養士なのだ。子供の頃からその母が作る料理を食べているので、自然とバランスのとり方は身についていた。イライラすると食べて解消する癖があったのも、この頃には落ち着いていた。
長く家にこもりがちだったのも、彼氏が出来てから毎日歩くようになって解消されいてた。
なので、このままそれを維持できれば問題はないという話だった。
そうして全部が終わって1時間ほど待った後、検査結果が出た。
こちらも問題はなく、次は手術の説明と面談をしますということで帰宅した。
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