何者でもない僕

登場人物紹介①

吉野　結　　　誕生日　四月十五日　十七歳

本作の主人公。高校二年生。

得意なことはあまりない(ないとは言ってない)。

容姿、成績、経歴どれをとっても普通である。　将来の夢もこれといったものはなく漠然としている。

現在では、三年の三宮葵先輩に想いを馳せている。

吉野　咲　　誕生日　三月九日　十五歳

メインヒロインの一人。

兄である結とは血のつながりはなく、本人は俗にいうブラコンである。

得意なことは料理と家事全般。

花嫁修業の一環として家事の一部を担っているのの、一通りこなせる。

唯一の短所としては早起きができないことである。

口調はどこか淡々としているのの、それは結の前でデレないように自分を律しているためである。

　西田　花　　誕生日　八月二十六日　十六歳

メインヒロインの一人。

結とは同中出身である。

中学時代はバスケ部に所属していたが、現在では美術部に所属している。

容姿端麗で、その優しい性格から男子生徒が彼女に告白する光景はたびたび見られる。

おそらくだが、ヒロインの中では一番危うさがなく、純粋な恋する乙女である。

…あくまでもおそらくである。

三宮　葵　誕生日　十二月　三十一日 十七歳

メインヒロインの一人。

結とは幼少のころに出会っている。

学業成績は優秀であり様々なことを難なくこなすことができるが、それは才能故ではない。

幼い頃からのたゆまぬ努力の成果であり、本人の才能全般は多少他よりもいいぐらいである。

しかし結を含めた大勢からは容姿端麗・才色兼備な人として見られている。

本人は非情に優しい性格をしているが、それ故理解しがたい危うさを持っている。　

精神的には限界に近い。

本来はいたずら好きな性格をしており、最近の趣味は結をからかうことである。

精神状況さえ安定してれば超ハイスペックお姉さんである。

唯一料理が苦手。

三宮　碧　誕生日　三月十八日　十八歳

メインヒロインの一人。

結とは幼少のころに出会っている。

現在では県内で一番の大学に通っているが、その気になれば日本の難関大学、いや世界でも一、二を争う大学や院にも通える才能はある。

作中では一番やればできる子である。

現在では他人と大差ない生活を送れているが、小さい頃は体が弱かったため不自由していた。

そのため本来なら妹とともに様々な教育をされる予定であったがそうはならなかった。

皮肉なことに、頑張る必要のなかった彼女には多大な才能が有り、頑張る必要があった妹には少しの才能しかなかった。

ちなみに妹大好きマンである。

牧野　鈴　　　

結の所属する二年C組の担任である。

面倒見が良く生徒からの人気も高い。

性格にも問題はないのだが、婚約者どころか付き合っている殿方もいない。

まだまだ子供の生徒達には分からない感覚だが、彼女はお酒が入ると非常にダメなのだ。

いつの日かこのことを知る生徒は現れるのだろうか？

熊田流星　　

吉野結のクラスメイト。

部活は柔道部に所属していて、筋肉質かつ高長。

皆からは、『くま』というあだ名で親しまれている。

高倉裕斗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

若干中二病。結のクラスメイト。

忍野春　　　　　　　

ござる口調。結のクラスメイト　

遠藤楓

彼女持ち。成績優秀。結のクラスメイト

吉野母

結のお母さま。

咲のあこがれの人でもある。

彼女の家事スキルは全て義母から学んだ。

美容室で働いている。

支店長のため朝は早く出ているが帰りは夕方や、早ければ三時ごろなど、ワークバランスの取れた生活をしている。

吉野父

結のお父さま。

まだセリフはないため紹介することは特にない。

自営業で、お花屋さんを営んでいる。

同時に生け花教室も開いていて、それなりに人気であるとかないとか。

三宮父

三宮家の大黒柱。

弁護士で業界ではそれなりに名の通ったお方。

妻の家に婿養子として嫁ぎ、妻の父が開いていた事務所を継いだ。

厳しい面もあるがそれは優しさゆえである。

両娘とのコミニケーションが苦手である。

そのため娘の前では少々厳しい口調になるが愛妻家兼娘大好きパパだ。

結の存在を知った時彼はどのような反応をするか楽しみである。

三宮母

葵と碧のママ。

この人も厳しい。

言わずもがな、優しい厳しさである。