あと11日

君はまた夜行性に戻ってしまったようです。


私が夜行性だから君もそうなのか、君に合わせて起きているから私も夜行性なのか、という問題は、鶏が先か卵が先かですね。


ただ私はもともと夜行性で、赤ちゃんの多くは夜に活発になるとのことで、これは生活リズムが一致しているだけかもしれません。


私は夜行性なので、だから君の夜泣きは私担当です。


おとーにゃんもはじめは起きてくれるかもしれないけど、あんまり起こさないであげてね。


とはいっても、薬の副作用で眠る私を起こすには相当なボリュームがいるのでは?とも言われています。


君の泣き声なら起きるのかな?とはだいぶ前からの疑問です。

薬のあとの1、2時間だけは、けっこう寝ているようなので。


なので君は、結論遠慮せず泣いてほしいです。


悲しい涙は流さなくて済むに越したことはありませんが、流した分だけきっと優しくなれます。


悔しい涙も流さなくて済むに越したことはありませんが、流した分だけきっとたくましくなれます。


嬉しい涙は、流してください。


どんな涙のときも、一緒に泣きましょう。


おかーにゃんは泣き虫なので泣くけど、おとーにゃんは泣きそうになるか「ぴえん」と言うだけかもしれません。


それでも心では泣いてくれる人なので、みんなで一緒に泣きましょう。


あと、たくさん笑いましょう。


君が生まれてから、遊びに行く先の候補がたくさんあります。


君は車椅子を早く押されるときゃあきゃあ喜ぶのでジェットコースターが好きなのかなと、昨日は遊園地に行く話をしていました。


ただおとーにゃんはジェットコースターに乗れないそうで、君をひとりで乗せるわけにはいかないなあと。


私は好きなのだけれど、今は心臓病と障害者の項目で引っかかるので乗れません。


いつか治ったら、そのときは一緒に……乗りたいなと思っていますが、その頃には「家族より友達がいい〜」みたいなことを言っているのでしょうか。


いつか遊んでくれなくなる日まで、おとーにゃんとおかーにゃんと遊んでください。


産む前から巣立つ日を想像して泣いています。


そういえば昨日もamazarashiをかけていましたが、君はやっぱり好きなんでしょうか。

よく暴れます。


今日はまたかかとをキャッチしました。


おとーにゃんのお見送りにも間に合いました。


ごはんも蹴り上げました。


おとーにゃんと同じポーズの寝姿でエコーに映る君もかわいいけれど、元気な君もやっぱり微笑ましいです。


じゃあ、また明日。

君と会えるまで、たぶん、あと11日。

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