あと20日
今日はやけに静かだなと思えば、午前中だけでした。
私のお薬が切れて頭も覚醒したお昼、君は大暴れしていました。
これを書き始めたとき、君はお腹の下の方を3回叩きました。
存在アピールのノックですね、わかります。
今日は珍しく、というか初めて、外出先からこれを書いています。
外出なんて畑か病院かしかなかったもんね。
少しは筋トレに空気の入れ替え、ということで、今日は朝からちょっとした体操をして、外出をお願いしました。
外出はやっぱり車椅子ですが、君を産むまで転ばないためなので仕方ないのかな。
おとーにゃんと過ごした最後の19週目、派手に転んだのを最後に外出はできるだけ車椅子になりました。
君を守るために車椅子で落ちた筋肉が、君が生まれてからは悲鳴を上げるのだろうなと思うと、ちょっと皮肉なような気もしています。
筋肉をつけろと朝から言われて(実は何ヶ月も前からちょいちょいは言われていたけれど)少し動かしてみたら、明日の低気圧を感じ取っていたのと相まって、私の右脚くんは反抗期に突入しました。
君も今日は反抗期なのかな。
いちいち蹴りが鋭くて、おかーにゃんは何度も跳ね上がっています。
今も君に蹴り飛ばされながら、タリーズの「ほうじ茶リスタ」なるものを初めて飲みながら、これを書いています。
ほうじ茶だけでなく、なんとチョコとプリンが入っているそうです。
チョコもプリンも、私の好物だけど、君も好きなのでしょうか。
判明するのはまだ何年か先ですね。
でもおとーにゃんも甘党だから、君も好きなのかな。
と書けば、君はぐりんと寝返りをうちました。
それはそっぽ向いたのか同意したのか、どっちでしょうか。
今日も今日とて元気な君の体力をおとーにゃんにも分けてあげたいくらいですが、おとーにゃんは大人なので自分で頑張ってもらいましょう(笑)
君は君のまま、元気でいてください。
明日は、おとーにゃんにとってのちょっとした運命の日です。
だからおとーにゃんはちょっと緊張して、だいぶ疲れています。
でもマリカーする元気があるからまだマシです。
君のおとーにゃんは、働きたくない、主夫がいいと言いながら、私が1日でも働くのを許しません。
今の私には「一生就労不能診断」という不名誉な診断が下りています。
そんな体で無理することを、おとーにゃんは許しません。
共働きとかワンオペとかが叫ばれる時代に、専業主婦を許して育児は共同というおとーにゃんはとても珍しい人だと思います。
いい人で、とてもありがたいなあと思います。
こんな人が私の旦那さんで、君のおとーにゃんで、本当に本当によかったと思います。
君が生まれるまで、ついに20日を切ります。
優しいおとーにゃんに会いに生まれておいで。
じゃあ、また明日。
君と会えるまで、あと20日。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます