第26話、女神様の登場
何処までも
「此処が、天界……?」
ぽつりと
此処は天界。数多の神話世界より遥か
僕がこの世界に来たのは、これで二度目だ。最初に来たときは、流石の僕だって気圧されたさ。
そんな僕達に
「ようこそ、天界へ。貴方達を
「……
そう、其処に居たのは一柱の女神様だった。とはいうものの、この世界に住人はこの女神様しか居ない。女神様曰く、元々は二柱居たそうだけど。ワケあって一柱だけになったそうだ。そのワケは、僕は
それにしても、この女神様を見る度にどうしてだろう?
「先ずは
「うん、めい……?」
「はい、そして新藤ヤマトの
「「「———っ⁉」」」
衝撃的な
混乱する僕達。そんな僕達に、女神様は僅かに
「すみません、少し
「……でも、どうして?」
「貴方を人間として
人間として、育てたかった?母さんが、そんな事を……
「母さんが……」
「妹は、ずっと人間に
「そんな父さんに、母さんが
「はい、その通りです。妹は人間として我が子を育て、人間として平凡な
「僕の、
「はい、貴方はずば抜けた才能がありました。それ故、幼少の頃より
「……………………」
今でこそ、コントロール出来るようになった霊感の高さだけど。昔は
それくらいに、僕は
「それに、貴方の才能はそれだけに
「……え?」
「貴方の持つ
「……⁉」
「貴方の才能は、貴方自身が思っている以上に高い
そんな……
じゃあ、僕は一体。僕、は……
ふと、其処で僕の
「メリーさん?アキさん?」
「ヤマトの
「そうよ、それは才能がどうとかは
そう、か。そうだよな。ありがとう……
そっと、僕も二人の身体へ腕を
「そう、貴方には才能の有無に
「そう、ですね。はい、そうです……」
僕は頷いた。うん、そうだ。僕は、才能なんて関係なく友達が
ありがとう……
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