第24話、まだ終わりじゃない
———まだ
そう、僕がメリーさんとアキさんに
街を焼く火は既に
まだ、僕とアキさんが高校生だからか復興作業の中でも比較的軽作業を
ちなみに、
まあ、それはともかく。まだ終わりじゃない。そう僕はメリーさんとアキさんに告げた。二人は最初こそきょとんとしていたものの、続いて
「……終わっていないってどういう事?」
「まだ、何かあるの?」
「いや、事件は昨日終息したんだけど。まだその事で
行かなきゃいけない場所、そう言う僕に二人は
そう、僕達は……いや、僕は行かなきゃいけない
アキさんが少し首を
「えっと、その行かなくちゃいけない場所って
「……うん、その場所は今まで行ってきた世界よりもずっと
「根っこ?」
「うん、もっと言ってしまえばその世界は全ての世界の
言ってた。その言葉にメリーさんは小さく首を傾げる。
「言ってたて、それは誰かから
「うん、実は僕は……何て言うかその方から転移能力を
「能力を……」
「与えた?」
僕の言葉に、メリーさんだけではなくアキさんも声を揃えて
それはそうだろう、
メリーさんは、少し
「……実は、あの戦いの時にヤマトが倒された後で
「……え?女神?」
メリーさんの言葉に、アキさんが驚いて目を
ああ、メリーさんもあの女神様に会っていたのか。なら、わざわざ表現をぼかす必要もないね。そう思い、僕は
「うん、その女神様だよ。僕はその女神様から転移能力を
「……それって、私達も付いていく事が出来るの?」
「うん、メリーさんもアキさんも決して無関係じゃないから。だから付いてきてくれると
そう言った僕に、メリーさんとアキさんは互いに向き合った後で
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