第13話、カオスは更に密度を増していく!
スナック『口裂け女』———
私は現在、口裂け女の翔子が
「ぷはっ、相変わらずこの店のオレンジジュースは
「褒めて貰って
それは忘れていないわよ?けど、なんでかしらこの店は
そう言うと、翔子は
貴方も
「はぁっ、それで?今日は何の用事かしら?」
「ああ、うん。ヤマトに
「……ああ、あのやたら元気の良い
うん、そう。あの一件以来、結構ヤマトとの仲が
アキがヤマトを
絶対に分かってやっていると思う。あのセクハラ発言。
「アキもヤマトも実の所、
「……そうなの?あれで?」
「ええ、私が知る限りアキは自分の
「ヤマトの方は?」
そう言って、翔子ははぁっと溜息を
妙にもったいぶる。
「あの子は滅多に本心を
「……そうなの?」
「ええ、むしろあの子の場合は
えぇ~?あれで?何だかんだ言って、あいつ自身楽しんでやっている気がするんだけどね。いや、そもそもアイツにそんな配慮が出来るの?
そんな私の
「それは
「はぁ、そうなの?」
「そうなのよ」
と、その時にカランカランとドアに着いた鈴が鳴り
色々な色で
「まさか貴方が
「いや、僕も此処に来るつもりは最初は無かったからね」
そう言って、
えっと?
「失礼、僕の名前はハメルン。かつてハーメルンの
「……えっと、
「はははっ、まあ人間社会で言うとその
えっと?人間社会で言うと?
どういう事か理解出来ない私に、翔子は呆れたような顔で溜息混じりに言った。
「……その道化師はね、
「ま、ともかく今日は君に
「は、はぁ……」
曖昧な返事をする私に、ハメルンは
……この時、私は
まさか、この男が
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