第10話、家族のアイ
「ふーん、それで女の子に
現在、僕はメリーさんから事情聴取をしていた。いや、まあ事情聴取とは言ってもそんな大層な事は
いや、まあごめんなさい。
「……全く、まあその
「うん、まあそう思う
「ええ、あるわ」
僕の言葉に、メリーさんは
だから、僕はメリーさんの腕にしがみ
そんな女の子の背中をそっと
「うん、じゃあ今度は君に聞くけど
「え、あ……はい」
「君はどうしたいんだ?君の家庭の事情は聞いたけど、君自身はどうしたかった?」
「私、は……お母さんとお父さんに
「そう、じゃあ僕が君の両親に会わせてあげるよ」
「……
「うん、ちょっとした
そう言うと、女の子はぱあっと表情を
「……本当に良いの?
「ああ、うん。その事だけど……此処に来る前に少しだけ
「っ、それは……」
「うん、恐らく娘が自殺した事に
そう、だからこそこの
「さ、話が決まったらそろそろ行こうか。女の子も早く
「うんっ!」
女の子が元気に
そのまま、僕と女の子とアキさんは儀式の為に
その背中を、メリーさんがじっと見ている事をあえて気付かないふりをして。
・・・ ・・・ ・・・
この降霊術には、一つだけ
それ故に、降霊術には細心の
それが、果たしてどのような結末を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます