第7話、メリーさんと口裂け女
……一方、メリーさんの方は。
「えっと、確かこの
私は商店街の
その看板には、スナック『口裂け女』と
店内に入ると、其処には一人の女性がグラスを綺麗なタオルで
「あら?今日は随分と
「……分かってて言ってるでしょ、私が
私のツッコミに、口裂け女の翔子はふふっと
「少し
「……
「そのくらいはね、どうせヤマト君の
「ええ、自分が学校に行っている間にもし暇だったら
「……ヤマト君も
やれやれね、と呆れたように
其処はやはり
私はカウンターの椅子に
「そう言えば、貴方メリーさんの人形よね?もしかして、ヤマト君を
「うん、
「ふふっ、相変わらずよねえ。ヤマト君は悪戯心旺盛で、私も
「え、翔子も?」
「ええ、口裂け女の都市伝説くらい
確か、口裂け女の都市伝説は……
私、綺麗?と聞いてくる女性。其処で綺麗ですと答えればマスクを
問題は
そんな
「えっと、それで翔子はヤマトにどうやられたの?」
「ふふっ、ある日私が当時まだ
「……ああ、それでマスクを?」
「ええ、私は何時もの通りマスクを
「……………………」
それはそうだろう。いや、何処の
「それでね、更にヤマト君は私にこう言ったのよ。もっと自分に
「更に
「びっくりよねえ……」
そう言って翔子は苦笑を浮かべていた。そして、私達二人揃って溜息を
・・・ ・・・ ・・・
「じゃあ、また
「ええ、またおいで……」
そう言って、私は翔子のスナックを出た。
商店街を
とある店と店の間、ちょこんと座り込む
……私は少しだけ気まぐれを起こし
「ねえ、貴女は
これが、私と幽霊の女の子との
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