第4話、ファンタジー世界
天に昇っていく光の
「で、どうする?」
「いや、どうするって何が?」
「このまま
聞いた瞬間、ふぅっと
「まあ、どうせ貴方はそれが
「何のことだか?」
「とぼけないで、私と異世界を
「ははっ☆まさか、そんな事は無いさ♪」
ぴきっと、メリーさんが青筋を額に浮かべた。傍に居たウロボロスが僅かに引いているのが見える。
うん、今のは僕自身やり
けどまあ、本当にそんな事は無いよ?
「本当の所はな、メリーさんにも
「楽しむ?」
「ああ、メリーさんは捨てられた人形の
僕の言葉に、メリーさんは驚いたように目を
だから、メリーさんにはそれ以外の道を
「一つ聞きたいのだけど、貴方は他のお化けでも同じ事をするの?」
「うんまあ、他にも口裂け女の
「はあ、そうなの……」
微妙にげんなりした様子のメリーさん。何だろう?この呆れられたような感じは。
まあ良い、今日は楽しもうじゃないか。
そうして、僕とメリーさんとウロボロス(人化)はファンタジーな世界を
え?どうして異世界にクレープとか綿あめがあるかって?もちろん僕が
ははっ、
・・・ ・・・ ・・・
そうして、夕方頃。僕とメリーさんは元の世界へと
「ではな、ヤマトにメリーよ。また
「うん、また何れ
「……はぁ、
一人疲れ切っているメリーさん。そんな彼女に、僕とウロボロスは腹から笑った。
そうして、家に帰宅。家に着いた僕はメリーさんに一言。
「そうだ、もし帰る家が無いなら僕の家に
「は、何でそう思ったのよ」
怪訝な顔でメリーさんが
いや、そんな複雑な
「いや、メリーさんって捨てられた人形って
「ぐっ、そりゃそうだけど……」
そんな彼女に、僕は手を差し
「だから、僕の家がこれからメリーさんの家だ。ほら、丁度人形を
「……………………っ⁉」
僕が思わず顔を
そして、やがて楽しそうな笑い声がメリーさんから聞こえてくる。
「……ふふっ、そう真っ赤な顔をして言ってもね」
「ぐっ」
「うん、分かった。私のこれからの家は
「うん、それこそ
そう言って、僕とメリーさんは互いに固く
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