第3話、怨嗟の叫び(虚)
「ふんっ、骨も
「そんな事はないよ~」
「っ⁉」
僕はファントムの背後から
どうやら、ウロボロス以外には理解出来ていなかったらしい。まあ、別に良いけどとにかくファントムの
ばちばちっとファントムの背中で
「霊体を
「ぐぬぅっ、貴様……何を」
苦しそうに
その笑みに何を
「ともかく、お前は何を恨んでいるんだ?お前の
「貴様が
御札が更にバチバチと電気を走らせる。どうやらかなり
びくんっとファントムの身体が強く
「もう一度聞くよ?ファントム、君の怨念の根っこは何?」
「……我が怨念の根、それは我がなわばりを守れぬままに貴様等下等な
「はい、
更にもう一枚。御札を背中に張った。更に強い電気がファントムに流れる。
それが嘘だって事は普通に分かる。ファントムの怨念はそんな
何故か?僕の
その
「何あれ、えげつない……」
「うむ、ヤマトは
「え、じゃあ私はどうして
「そりゃまあ、敵とみなされていなかったからではないか?」
「……………………」
膝を着いて落ち込むメリーさん。何を落ち込んでいるのだろう?まあ良い、とにかく今はファントムの方に
「で、だ。お前の怨念は
「ぐぬう、我が……
「それは?」
「我が、
・・・・・・・・・はい?
「「「はい???」」」
僕とウロボロスとメリーさんの三人が、同時に
えっと、つまり?
「貴様等に分かるか!オスとして
「えっと、つまり君は
「そんな
「あ、はい……ごめんなさい?」
いやでも見なよ。メリーさんもウロボロスもぽかんとした表情で見てるぞ。
予想以上に
そんな理由で八つ当たりされてもなあ?
「うんまあ、とにかくそろそろ
そう言って、僕は一枚の御札を取り出した。その御札に
霊力は
太陽の属性を帯びた霊剣。それはアンデッドに対する
僕はその輝く長剣を
「
「はい、さくっとね?」
僕はそのまま
そんな怨嗟竜の魂を、ウロボロスとメリーさんは
「怨嗟竜ファントム、せめて安らかに
そう言い、僕は天に
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