第2話、ダンジョン攻略なう!
現在、空の上。
「で、つまりその怨嗟竜というドラゴンが洞窟を
「うむ、その通りだ。ついでに言うと、その怨嗟竜はアンデッドだ。だからこそ除霊の経験があるお前に
「へえ、なるほど?」
楽しげに
「ちょ、ちょっと待って!貴方除霊の経験があるって‼」
「……うん、本当だよ?元々幼い頃から幽霊とか妖怪とかを
「……………………」
何故だろう?メリーさんが
すると、目の前に洞窟の入口が見えてきた。どうやらその洞窟が目的地らしい。
ウロボロスがゆっくりと、洞窟の前へ
「では、さっき打ち合わせた通り
「おうっ‼」
「え、えぇ~」
一人、
・・・ ・・・ ・・・
「ダンジョン
「いきなり何よ?」
メリーさんに突っ込まれた。うん、中々斬新である。
「そう言わずに、ちょっとはメリーさんも心を開いて
「ちょっ、いきなり
「うははははは、かわいい女の子に変態って呼ばれるのは
「し、真正の変態だった‼」
「ふむ、この状況でいちゃいちゃ出来るとは。ずいぶんと
「いちゃいちゃしてないっ‼
「「わはははははっ!」」
どうやらやり過ぎたらしい。メリーさんが
とはいえ、この状況で別に
スケルトン、ゾンビ、ゴースト、それ等がわらわらと目前に
「
「そりゃあ、アンデッドの群れだからな~」
「そう言うならお前が何とかしたらどうだ?除霊は得意だろうに」
「まあ、そうするけどさ」
言って、僕は
「
御札を投げた。その御札は一直線に飛んでゆき、そのまま目前のアンデッドを一斉に
その光景に、流石のメリーさんも驚きに
「なに、今の……あんな適当極まりない祝詞で?」
「いやあ、照れるぜ……」
「
「お、どうやら
僕達の目前に、広い空間が
「あれが……」
「そうだ、
息を呑み呟いたメリーさんに、ウロボロスが答える。
怨嗟竜ファントム。なるほど、随分と
僕はそのままゆったりとした足取りでファントムへと近付いてゆく。ファントムは頭を持ち上げ、俺を睨み付けた。その目は怨念に染まり切っている。
「やあ、お前がファントムだな?」
「そうだ、我が
「僕の名前は大和。新藤大和だよ」
「そうか、では死ぬがよい」
言って、瞬間ファントムが大口を開けて青紫色の
僕はそのままそのブレスに
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