2月24日(土)

 朝、布団の中でうじうじと偽物川講評を再読する。なんというか、みんながアクロバット飛行機を用意してるところに一人でトラクターに乗って出て来ちゃったなぁと感じる。弱いんだ、テーマとの向き合い方が。そして馬力が、筆力が足りていない。

 しかしまぁ、みんながみんな、力のこもったドラマティックでバイオレンスでセンセーショナルな小説を書いていたらきっと疲れちゃうし、私みたいなふにゃふにゃした書き手がいても、きっと誰かの何らかにはなれるんじゃないかな。などと、うだうだする。

 そもそも、有識者の方々からこうやって講評を頂けることがとても有難いし、刺激になるし、次はもっと良いものを書こうという気持ちになれる。うん、がんばろー。


 起きて、先日スーパーで見かけて買ったスコーンをオーブンで温める。しかし、困ったことに紅茶の茶葉を切らしているので……迷った挙句、コーヒーで頂くことに。クロテッドクリームは買ったのになぁ。コーヒーにスコーンをあわせた感想としては、下記の通りとなります。

 えるしっているか

 すこーんは

 こーひーにはあわない

 あわなくはない、と思うけれど、少なくとも紅茶の時みたいな幸せ感は発生しませんでした。悲しい。それを発見できただけ、良いってことにします。


 新宿の花園神社に出かける。

 テレビドラマの「相棒」で、新宿末廣亭が舞台になるお話を放送していて、20年前にも同じく末廣亭が舞台になる噺家さんのお話がありまして。その時に出てきた「途中で途切れているせいで神社に行けない歩道橋(死体発見現場になる)」と「噺家さんへの手土産になったと思われる花園饅頭」を見てみたくて、足を運んだのです。

 結果から言えば、途切れている歩道橋はさすがにもう存在しなくて、花園饅頭はしっかりと購入できました。三個入りで千円ちょっとってわりとお高いですね。これは亀山君が目を剝くはずです。

 新宿の街はやっぱり人出が多くて、ちょうど春節の時期もあってか外国人観光客の姿も目立ち、賑やかでした。

 お昼ご飯を食べて帰ろうと路地をうろうろし、「とんかつ」の文字に惹かれた夫が立ち止まったのでとんかつ屋さんへ。おすすめメニューの「ロースかつカレー」と「ヒレカツ丼」をオーダーしたものの、カレーがスパイスたっぷりのスリランカカレーとやらで夫には食べられず、三口くらい食べてからヒレカツ丼と交換。

 カツは目の細かな衣が薄くついたサックリとしたもので、お肉も柔らかく、甘さもあっておいしい物でした。ヒレカツ丼の醤油っぽいタレがとってもマッチしてました。カレーは少しじゃりっとするくらいのスパイス感で、食べ終えると体がぽかぽかに。ロースかつの脂もしつこさがなくて、こちらも美味しかったです。


 夜は軽くうどんでも、と言われたので、鍋を出してきて釜揚げうどん風に。ねぎや生姜やごまなどの薬味や、麺つゆを別添えにして、ふうふうと。


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