中等部
中等部に上がった
一年生の秋。初めての生徒会長選挙で、推薦され当選。以来、二年間生徒会長を務めた。
中等部における生徒会長の位置付けは、スクールカーストの頂点に君臨する、
生徒会長就任後、
唯一、面と向かって張り合ってくるのは、上級生の
進学校なこともあり、選民意識の高い生徒が多い。彼女たちは、自分よりも劣ると認識した人間に対し、傲慢で威圧的な態度を取る。その中でも、
有りもしない不正の証拠が出てくるはずはなく、
純粋な能力勝負では、
学年では分かれておらず、上限値が無い。そのため、記録で比較すると優劣が付く。
抜いた側の
正式な競技であれば、その気持ちはわからなくもない。けれど、授業中に記録する値は、成績を付ける際の、単なる指標でしかない。そんなものに、どのような価値があるというのか。
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