影響
夏休み中旬。
<ひなさん>と友人になった日を境に、
『付き合う人間は選びなさい』が口癖の母が、
<ひなさん>と初めて遊んだ日から、宿泊まで許容された。
今までの接点は無くても、長期間一緒に過ごしていると、相応に影響を受ける。
「脚綺麗なんやし、絶対に出した方がええで。視線浴びるたび、美しなる言うし」
<ひなさん>に勧められるまま、露出が多い服を着るようになった。服を自分で選んだ経験が無い
購入した服は、全て<ひなさん>の家に置かせてもらっている。出掛ける際、<ひなさん>の家で着替える。
決してやましさがあるわけではない。けれど、服装の変化について、母から何かを言われたら、応対するのが面倒。だから持ち帰っていない。
とはいえ、
ただ、露出量に比例し、感じる視線が増えているのは事実。
「見られとるのわかる? 向こう見んと、うちの動作、真似して」
視線には、気付いていた。もしも一人で居るときだったら、視線に嫌悪感を
<ひなさん>と同じように、左足を少し前に出し、足を組み交差させる。
すぐに声を掛けられた。以前とは比較にならない程、知らない人から声を掛けられるようになった。残念ながら、言葉だけで
孤高の女王 はゆ @33hayuu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。孤高の女王の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。