ハントレス(7.6.2)

[能力]

 移動速度:4.4m/s

 脅威範囲:20m

 鼻歌:45m

 手斧の数:7本

 手斧構え中移動速度:3.08m/s

 投げた後の移動速度:3.74m/s

 手斧構え時間:1.125(最短)~2.7sec(フルチャージ)

 手斧速度:25m/s(最短)~40m/s(フルチャージ)

 投げた後のクールダウン:2sec

 リロード:3sec


[アップデート情報(7.6.2)]

 アドオン「歩兵のベルト」「革の輪」の効果が、手斧命中時に(3/2)%の迅速が5秒間付く効果に変更。


[アップデート情報(7.6.0)]

 手斧の数:5→7

 手斧構え時間:1.25(最短)~3sec(フルチャージ)

       →1.125(最短)~2.7sec(フルチャージ)


 手斧の所持数が増えたことも有力な強化だが、なにより構え時間が短縮されたのが大きい。

 アドオンで強化すればさらに素早く投げられるようになり、とっさのタイミングで当てやすくなる。



[基本情報]

 手斧を投げられるキラー。手斧は7本持てて、ロッカーで補充できる。

 手斧の軌道は素直で当てやすいが、遠距離になると放物線軌道を描くことを考慮した投げ方が必要になってくる。


 脅威範囲は20mだが、鼻歌が45m範囲で聞こえるので、接近はバレやすい。ただ、鼻歌で発電機修理にプレッシャーをかけやすいというメリットもある。


 移動速度が遅いので、発電機巡回や防衛は苦手。発電機は固めたいが、いっそ発電機を捨ててチェイスに専念し、吊りペースで勝負するのも手。


 ハントレスはマップに左右されやすい。広くて遮蔽物の多いマップは非常に辛い。


 パーク依存度は低く、ろくなパークがなくても、斧さえコンスタントに当てられれば結構やっていける。つまりは使い手のスキルの比重が高く、自分の腕だけを信じて戦いたい人には向いているキラーと言える。そのためにFPS上がりの自信過剰な使い手が多い。



[アドオン]

 ハントレスはノーアドオンでも十分な性能があるが、アドオンで手斧を強化することで、より使い勝手が良くなる。どれもそれぞれに効果的。


●「玉虫色の刃」

 手斧が命中したサバイバーは即座にダウンする。

 手斧を持ち運べる数が1本になる。


 手斧一撃でダウンが取れるようになるのはメリットだが、1本しか持てなくなるデメリットは大きい。よほど腕に自身のある人以外は使わないほうがいい。



●「兵士の巻きゲートル」

 手斧を持っていない時のハントレスの移動速度が4.6m/sになる。


 基本的には「玉虫色の刃」とセットで使う。手斧がなくなった時にそのままチェイスしたり、素早く補充したりしやすくなる。



●「木製の狐」

 リロード後、30秒間探知不可になる。


 探知不可になっても鼻歌は聞こえるので効果は薄い。「露見する闇」などと組み合わせ、オーラが見えたサバイバーに奇襲する手はあるか。



●「鮮やかな調合薬」

 手斧が命中したサバイバーのオーラが5秒間見える。


 手斧が当たる時は目視できていることがほとんどで、オーラが見えてもあまり役に立たない。



●「歩兵のベルト」「革の輪」

 手斧が命中すると5秒間、(3/2)%の迅速を得る。


 手斧を投げた時、ハントレスには2秒の硬直がある。仮に投げてから当たるまでに1秒かかったとして、実質的にこのアドオンの恩恵を受けられるのは4秒となる。

 効果そのものも薄く、3%迅速だと4.532m/s(+0.132m/s)。4.6m/sにも届かない。


 追撃を重視するなら、硬直時間を減らす「樫製の柄」「包帯が巻かれた柄」を使ったほうがいいと思う。



●「汚れた斧頭」「錆びた刃」

 手斧が命中したサバイバーに(重傷と出血を80秒 / 重傷を70秒)付与する。


 あればあるなりに効果的なアドオン。ただ、他のアドオンが優秀なので、あえてこれを付ける人は少ない。



●「鹿革の手袋」

 ロッカーで手斧を補充する時間を20%短縮する。


 手斧を持てる数が増えたことで、相対的に出番が少なくなったが、あれば便利なアドオンであることに変わりはない。



●「イワベンケイ」「黄ばんだ布」

 手斧の速度が(20/10)%上昇する。


 速度が上がると避けにくくなり、当たりやすくなる。

 ただ、もともと手斧の投擲速度は速いので、あえて強化する必要があるかは微妙。



●「毒性の調合物」

 手斧が命中したサバイバーに疲労を5秒間付与する。


 疲労パーク封じ。主にデッド・ハードを潰すためのもの。



●「花のバブーシュカ」「ドジョウツナギの編み紐」

 手斧の構え時間が(10/5)%短縮する。


 7.6.0でハントレスの構え時間そのものが短縮されたことを受け、これらのパークの効果も少し抑えられたが、付けた時の構え時間は以前よりも短くなっている。

「花のバブーシュカ」だと、以前は構え時間1.25秒の12%短縮で1.1秒になったが、今では1.125秒の10%短縮で1.0125秒に。2枚重ねにすると0.95625秒と1秒を切る。


 特にこだわりがないなら、このアドオンの2枚重ねはおすすめ。使い勝手が大きく変わる。



●「樫製の柄」「包帯が巻かれた柄」

 手斧を投げた後の硬直時間を(20/10)%短縮する。


 これも強力なアドオン。斧を投げた後の硬直は通常は2秒だが、20%短縮で1.6秒、30%で1.4秒に短縮される。

 斧を当ててからの追撃が素早くなり、ダウンを取りやすくなる。



●「光り輝くブローチ」

 手斧の構え時、投擲時の移動速度が5%上昇する。


 構え時の移動速度は3.08m/sで、それを3.234m/sにする。

 板グルなどで手斧をちょっとだけ当てやすくなるが、アドオンで強化してもそこまで移動速度が上がるわけではないので、あまり効果的とは言えない。ないよりはマシだが、「花のバブーシュカ」「ドジョウツナギの編み紐」の方が効果が実感しやすい。



●「重りの付いた刃」

 手斧が命中したサバイバーに10秒間の行動不能を付与する。


 行動不能は、発電機修理や治療などが行えなくなるが、板倒しや窓乗り越えなどは可能。フック救助やゲート開放も可能。

 つまり、それを10秒付与したところでメリットがある局面はほぼない。



●「ザラザラした石」

 手斧が命中したサバイバーは、回復するまでうめき声が50%増大する。


 手斧を当てたサバイバーを発見しやすくなるアドオン。これが付いていて良かったと思える場面は少ないが、ないよりはマシ。



●「テングダケの毒」

 手斧が命中したサバイバーに60秒間の目眩ましを付与する。


 目眩ましは地味に嫌な効果で、オーラ可視系パークに頼っているサバイバーにはよく効く。

 そうでなくても、吊られているサバイバーのオーラが見えなくなることで、救助タイミングを狂わせることができたりする。

 あまり評価されないアドオンだが、付けると意外と嫌らしい。



[パークの相性]

 ハントレスは手斧がうまく使えるかどうかが試合を決定付けることになるキラーのため、あまりパークに左右されない。何を付けても勝てる時は勝てるし、負ける時は負ける。


 ただ、ロッカーを開ける速度を強化できる「アイアンメイデン」、ロッカーを開けたついでにサバイバーを探知できる「露見する闇」「究極の武器」は相性がいい方。


 あと、移動速度が遅く、発電機を蹴らない構成にしたいことから、修理妨害系のパークは、悶絶のフックや発電機封鎖系のパーク(「死人のスイッチ」など)の方が使いやすい。



[私の基本構成]

 アドオン:「花のバブーシュカ」「樫製の柄」

 パーク:「玩具」「闇との対面」「ペンティメント」「死人のスイッチ」


 ハントレスは発電機巡回が苦手なので、発電機を蹴らない構成にしたい。

 というわけで、闇玩具ペンティメントで遅延し、死人のスイッチで防衛。闇との対面や死人のスイッチが探知も兼ねる。



[私の使用感]

 以前はハントレスはそこそこ使っていたが、デススリンガーやトリックスターのほうが合っているので、相対的に使わなくなってきた。


 手斧の投げ方にはさほど工夫しないで、サバイバーが行ってほしくない方向に置きエイムすることが多い。来なかったらそれはそれでいいし、狙いに飛び込んできたら投げる。


 7.6.0の強化でべらぼうに強くなった。もともと手斧さえ使いこなせば強いキラーだったと思うが、手斧が7本になったことで継戦能力が上がり、かつ、構え時間が短縮されたことで当てやすくもなった。



[固有パーク]

 ハントレスの固有パークはどれもなくても困らないので、パーク目当てで育てる必要はない。


 ただ、あったらあったら使い途がないわけでもないので、BPが余っているならついでに解禁しておいても悪くはないだろう。


●「猛獣」

 血の渇望がティア1以上になると探知不可になる。

 狩猟カテゴリーのBPが50%増える。


 基本的にいらないパークだが、BP稼ぎや、アーカイブで「探知不可の時にサバイバーをぶん殴る」を達成するときには使えなくもない。



●「縄張り意識」

 地下室から24m離れている時、サバイバーが地下室に入ったら6秒間オーラが見える。クールダウン45秒。


 これもいらないパーク。トラッパーやカニバルで地下構成にするなら使えないわけではないが、なくても困らないし、これを付けるくらいなら他に欲しいパークがいっぱいある。


 はっきり言って真面目にプレイする時に付けるものではないが、たまに冗談で付けていったら、不用意に地下室に入っていくサバイバーが見えることもある。



●「女狩人の子守唄」

 呪術パーク。

 呪いのトーテムがある間、スキルチェックの失敗ペナルティが6%追加される。

 サバイバーが吊られる度にトークンを得る。

 トークンが増えるごとにスキルチェック音がズレるようになり、5トークンで音がしなくなる。


 効果そのものは強めで、ドクターの狂気度や「ピエロ恐怖症」など、スキルチェックをミスらせる戦術と組み合わせると効果的。

 問題は呪術パークだということ。トーテムを破壊されると効果は終わる。


 このトーテムの効果は、壊す価値があるかどうかが微妙で、サバイバーによって判断が割れる。

 その点を利用し、「報復」や「霊障の地」、「ペンティメント」などと組み合わせることで、「余計なものを壊そうとしなきゃ発動しなかったのに!」と、サバイバーを仲間割れさせる手には使えなくもない。



[サバイバー側の対策]

 サバイバーとして対峙する場合、手斧をどう避けるかがハントレス戦の全て。読み合いになるので早めに相手のクセを見抜いておきたい。

 序盤は比較的簡単に発電機が修理できてしまうキラーなので、調子に乗って発電機を固めないように注意。

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