不自由という自由

イノナかノかワズ

不自由という自由

見上げた夜空の星は片手ほどで

人の営みに塗りつぶされて味気もない

それでも夜空に月は輝いてる

翼を持たない僕らは夢を抱くんだ


遠くで流れる星は泣き崩れて

零れた涙が夜空を淡く照らしたよ

月から降り注ぐ重力の雨中に

僕らは不自由の傘を握りしめ、走り出す!


夜明けなんていらないと叫び!

夜闇に舐めるなと嗤う!


奇跡なんかに救われてたまるか!


いつもの朝日は痛いほど眩しく

儚すぎるあの灯が恋しすぎて泣き

眠り落ちた重力は身勝手すぎて

翼を持たない僕らは夢に祈り、落ちて往く!


翼なんていらないと叫び!

鳥かごに舐めるなと嗤う!


僕は僕のままあの月へ往くんだ


だから!


幾星霜 流れた月日は 果てなき無謀の前に

幾星霜 重ねた月日が 無限の希望に変わる

そして一つの希望はいつか 確かな現実に変わって

駆けだす現実は必ず 奇跡を超えていく!


夜明けから逃げだして、僕は満天の星を手にする

僕らの恋の声 響かせ、重力の海を泳ぎだすんだ

あの儚い灯を目指して、さぁ行こう!

 

不自由こそが僕らの証





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