第十三話 問い詰めの答え

まぁ、俺の答えは簡単だけどな

そう、何故かというと。別にやましいことはなにもしてないからだ。

「俺は、双葉さんに誘われてご飯に行っただけだよ?」

男子たちはキョトンとし少し間を起き

「ほ、本当か?」

本当だ。

嘘は言ってない。

「嘘をつくな。お前が双葉さんなんかとご飯に行けるわけないだろ。脅したんだな?」

あれ?なぜ。おこっている?

なぜ、本当のことを言っているのに怒られてるのだろうか。

「嘘なんてついてないが?」

そう答えると

「は?」

ガシッ


「え、」


首を掴まれた。

周りにすごい見られていている…


何故、俺がこんなことをさせられなければならないのか。


すると、、、


「あなたたちなにしているんですか?」


凍えたような寒さと同時に怒りや苛立ちなどの感情が背後から聞こえる。

後ろを見ると…………

双葉さんがカバンを置いて近付いてきた。

「まず、竹田くんを離してください。」

いつもの優しい声で言う。ただ、どこか冷たい声で。

男子はそんな冷たい声がわかったのかはわからないが多分双葉さんだからだろうか言うことを聞く。

「大丈夫ですか?」

男子たちに手を離され解放された俺に双葉さんが話しかけてくる。

男子の前でまた、変なことをするとあらぬ誤解を生みかねない。

「おぉい、、たけだぁ〜rrrrrr」

ほら、言わんこっちゃない…

絶対こうなると思っていた…ただ今は双葉さんがいるのでなんとかなっている。

(双葉さんがいてよかった〜)

「男子たちは黙っていてください。ほら竹田君いきますよ」

そう手を繋がれて廊下に逃げていった。

男子たちはだまったのだった

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