第九話 投票後

体育祭の競技が諸々決定し休み時間になった。

涼太がこっちを見て

「あそこでよく自分の意見を言えたな」

まぁ、聞いてくることは大体わかっていたけど

「まぁ、騎馬戦とか俺が乗ることはないから持ち上げなきゃ行けないだろ?あんなのもちあげたくないんだよね…」

正直玉入れでもよかったけどここで女子の意見のほうに行くのはこれからの男子人生としては避けておきたかった。

後で男子に何を言われるか分かんないからだ

4時間目が終わり昼食の時間になった

俺は弁当を自分で作っているのですぐに自分の席に座って弁当を食べた

正直学食に行ってもいいのだが、自分の席が見知らぬ誰かに座られる可能性があるからだ。

弁当を食べ終わったあと俺はいつもの場所に行く。それはこの学校唯一の癒し音楽室だからだ。

音楽室は次の授業があるクラスがあるので空いている。

正直クラスにずっといるとうるさいのでよくここに逃げて本を読んでいる。

いつもの外が見える窓側の席に座り本を読もうとしたところ。

ドアが開く。

まぁ。音楽室なので人は入ってくるかと思い気にしていなかった。

すると本に影がかかった。おれは影の方向を見る。そこには女子がいた

「なにか?」

俺はそっけない声で聞いてしまった。

「ねぇ、私に恥をかかせないでくれない?」

「「そーだそーだ」」

そーだbotはうるさい。

「は?」

なにを言ってるのか最初はわからなかった

ただ、1時間目にあったことというのがすぐにわかった。ただ、自分がなぜ恥をかかせたとなるのかがわからなかった。

「は?ってなんだよ!」

「そーだよ。なんだよ〜」

マジでbotうざい()

「いや、俺はなにもしてないし」

事実だ。

「あなたも双葉の術中に落ちてるわけ?」

は?

「なんのことだ?」

本当にわからなかった

「双葉が人気なのはわかるでしょ?それで裏で男を誘惑してるのよ」

なにを言ってるのか。嘘も大概にしてほしい。


「なぜ、そう思うの?俺からみて双葉さんはとても真面目で優しくてとてもいい子だよ」


「え、」

ドアの方から声が聞こえた

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