第2話噂のハードプランの体験談!!
7期ではオタペン社長対応の人数限定のプラン「ハードプラン」に参加しました。
正直、自分がこのプランを選んでいいものか悩んでいました。
作品を作る上での、成長に繋がるか、自分のように、プロでもなんでもない人間が参加してもいいのか、参加したところで最大限にプランを使いこなせるのか……。申し込みのスピードが早く『定員まで後二人です』というアナウンスを見た時に『当たって砕けろ!!』精神で申し込みました。
結論から言うと「自分の弱点をさらに見つけて、どうすれば抜け出せるか、考えて考え抜いた結果、さらに闇に飲まれていく」←今ここ
と、言葉にするとなんとも暗い表現になってしまっていますが、一つの心理にたどり着けた気がします。プランが悪いわけじゃなくて、自分のレベル(創作をする上で)がそこまで到達していなかったのを自覚し、何の為に小説を書くのか?初心に帰りつつ、自分の向かいたい先が見つけられました。
今回のプランはまず、どんな作品を書くか、の企画(プロット)を一緒に練る、3か月間の目標を決めそれに向かって走っていくのが、最初の打ち合わせでした。
出版経験のない私にとっては、編集者の方と作品を一から作る体験ができ、とても勉強になりました。売れる作品と、自分の書きたい作品と、書ける作品の違いが分かりました。
自分の作品を作るタイプとしては、完全に「売れる(人気のある設定で)作品を書く」は出来ないなと、しみじみしました。
プランを実行するにあたっての私の目標設定は
”10万文字のライトノベルを書く”
長編を書いたことが無く、短編から中編くらいの作品しか書いたことが無かったので、3か月で長編を一本仕上げる、という意気込みは十分でした。
私の中で今まで書いていた作品が「ライトノベル」だと思っていたら「全然違う」と一刀両断。
一応オタペン杯(コミュニティ参加経験のある人限定のコンテスト)に2作、下剋上コンテスト1作と作品をオタペン社長に読んでいただいていたことがあるので、私の作風などはご存じでした。
その作品全て私はライトノベル!!と思って書いていたら「着想(ストーリーの設定などの着眼点?)などはライトノベルよりだけど、書き口がラノベじゃない」と言われ「ライトノベルを書きたいです!!」と言う私の目標に対して「自分の中のライトノベルをアップデートしてください」と言うことになり、いくつかの作品を紹介してもらいました。
小説を沢山読んでいたのは中学から高校にかけてで、社会人になってからはあまり小説が読めていなかった。久しぶりに多くの作品に触れました。紹介された作品全てが最新の作品ではなく、少し前の作品でしたが、面白い作品は何年経っても色褪せない、水が流れるような言葉の流れで、わかりやすいは、伝わりやすいということがわかりました。オタペン社長がスペースかどこかで仰っていた「読者に対するラブレター」と言っていたことの、理由が分かりました。
作品を読む時間を取りつつ、作品を書く時間を取り作品を仕上げていった結果、最終的には10万文字ではなく、4万文字以内の作品が出来上がりました。(初稿は7万文字くらいになったのですが、描写の整理整頓をしていたら、気が付いたら、その文字数に。ミステリーです)
目標とは違いましたが、作品を吸収すればするほど、ライトノベルが分からなくなり、どういう文章で書くことがライトノベルなのか構成をどう組むのが最善なのか、迷路に迷い込みました。
コミュに参加してプロットの大切さを前期に学習したのですが、公募などでしか作品を作って来なかった私には、企画段階での必要性を理解できていませんでした。
最初に考えた企画書の内容は「バッドエンドのため、公募もネットも合いにくい作品だから、違うものを書こう」という話になり、提出する作品を書きました。(いつか、この時ボツになったプロットを活かして書きたいと思います!!)
その他、今期ではプロッターと、パンツァーの違いを知り、私は質の悪いパンツァーだと言うことが判明し、物語の作り方が今のままでは駄目だと気が付き、急遽壁打ちを申し込みすることに決めました。(この時学習した壁打ちの内容は次回詳しく書きます)
作品の作り方は人それぞれで、私は物語(シーン)が先に浮かぶタイプで、
「パンツァー×物語から作品を作る×性癖でしか書けない」という、不器用かつ効率の悪い作品作りの作り方という事実が判明しました。
最初に定めたプラン目標の長編策を書き上げると、かけ離れている結果ですが、半歩くらいは前に進めた気がしています。
ハードプランは、企画を一から作り、その後は「作者である自分」が作品を書くことでしか進まないので、どういう人にこのプランがあっているのかは正直分かりません。ただ、参加したから必ずしも作家としてのスキルが上がるわけじゃなくて、課題に対してどれだけ時間を割いて、向き合えるかが重要になってくるのかなと思いました。
考えて書けるタイプではないので、現状どういうものが、面白いのか?考えてしまっている時点で多分この先成長するのに、自分にとっての足枷になってしまいそうなので、どういう書き方が合っているのかを見つけていきたいです。
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