第6話 <参考>
「少年少女世界の名著3 東洋の魔女」
ニチボー貝塚 女子バレーボールチーム監督 大松博文著
「ニチボー貝塚の特徴は厳しい練習よりも、その明るさにある。」
「試合はコートの上だけで決まるものではありません。毎日の暮らしも大切です。」
「持っている力のありったけを出し切って活動することが、若い喜びそのものだった。」P. 84
「喜びとはその辺に転がっているものではない。自分で作り出すものだ。」P. 85
「こっちが勝つんじゃない。むこうが負けるんだ。」P. 157
→相手を嵌める・貶める・失敗させる、ということではなく、自分が徹底的に自己研鑽し科学することによって、心と身体の再現性を確保していれば、向こうから勝手にミスしてくれる。
「たとえ勝てるとわかっていても、精一杯プレーしてこそ美しいのです。」
「気を散らしながらのプレーは、相手をバカにするばかりでなく、自分をもバカにすることです。その時は勝っても、最後の勝利からは見放されてしまうでしょう。」
P. 161
東京オリンピック(1964年)のとき、「我々は勝つためにやってきた」と自信満々に豪語していた(当時の)ソ連バレーボールチームの監督。その彼が(ニチボーとの事実上の)決勝戦のあとで述べた言葉。
「我々はニチボーチームについて調べ尽くした。その上で計画を立てたが、どれ一つとして思い通りにはいかなかった。ニチボーの前では、我々の計画はただの計画でしかなかった。ソ連チームの攻撃には心と心のつながりがなく、スキだらけだった。」
「それに比べてニチボーチームの素晴らしいまとまり。完全なチームワーク。私は、ニチボーのプレーに、芸術のような美しさを感じさせられた。あれでは、ソ連チームは攻撃のしようがなかったろう。」P.179
→ 2022年12月の大学日本拳法選手権に於ける優勝校中央大学や、立教・青学、立正・関東学院大学といったチーム・スピリッツを大切にする学校のブログからは、友情とか愛といった要素が感じられて楽しい(宮本武蔵は「すき」という言葉で天理を愛することを表明しました)。
「勝つためには技や作戦ばかりでなく、選手たちの固い友情が必要なのだ」。P.180
周恩来の言葉
「闘争のなかで自己を強化し、荒れ狂う風雨のなかで自己を鍛えなければならない。」→ 中国人というのは、自己研鑽という点においては(宮本武蔵のような)日本人と同じくらい厳しい。
ドストエフスキー(1821-1881)
「コロンブスが幸福であったのは
彼がアメリカを発見した時ではなく
それを発見しつつあった時である。
幸福とは生活の絶え間なき永遠の探求にあるのであって
断じて発見にあるのではない」
→ これが「道」ということ。
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ベンジャミン・ディズレーリ(1804-1881) イギリスの政治家
「人生で成功する秘訣は、良い機会がやってきたら直ちに迎えられる心構えができていることだ。」
→ 「有構無構」構えはありて構えはなし。
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レイ・チャールズ(1930 - 2004) アメリカの歌手
「盲目だが不自由じゃない。盲目で良いんだ、魂が見えるから。」
→ 敵の心を見て戦え、という「五輪書」の教え。
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イチロー (1973 ー ) プロ野球選手
「無駄なことを考えて、無駄なことをしないと、伸びません」
→ 第三に、諸芸にさはること(武蔵 独行道 Part1)
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ドストエフスキー
「人間には幸福のほかにそれとまったく同じだけの不幸がつねに必要である」
→ 武蔵のポリシーでもあった。
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イチロー
「小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道」
→ 「昨日の我に今日は勝つ」(宮本武蔵)
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チャールズ・チャップリン (1889 - 1977) 喜劇王
「人生はクローズアップで見れば悲劇 ロングショットで見れば喜劇」
→ 「五輪書」観見自在
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イチロー
「私は天才ではありません なぜなら、なぜヒットが打てるか説明できるからです。」
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王貞治
「100年後、200年後を見ようじゃないか。過去の記録をめくったとき、誰が一番かわかるはずだ。」
→ 武蔵死後100年を経て「二天記」が生まれ、これで宮本武蔵の評価は確定した。私(平栗雅人)はこの書は「五輪書」同様、武蔵が書いたものだと思っています。武蔵は「五輪書」と「二天記」という2点を(自分自身で)確立させることで、自らの思想を点ではなく線にした。そのおかげで、宮本武蔵の名は江戸期以降、様々な演劇・講談・芝居・小説・映画・テレビドラマとなって面となり、時間を飲み込んで4次元世界にした。武蔵は時間で戦うこと(4次元の戦い)を知っていたのです。
内剛外柔(ないごうがいじゅう)
└外見はものやわらかだが、心の中はしっかりしていること。
2023年2月28日
V.1.1
2023年3月12日
V.2.1
平栗雅人
君は宮本武蔵を見たか(現代の宮本武蔵たち PartⅡ)V.2.1 @MasatoHiraguri
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