第125話 古龍の古代遺跡②
あの白いものの正体…それは卵だ。
天井にびっしり付いてるから気づかなかったけど…
恐らくドラゴサイズドッグは天井に張り付いて卵を産み付けるのだろう。
大事な卵だから攻撃したときに守っていたんだと思う。
そしてあれが孵ると大変なことになる…と思う。
「悪いけどあの卵は孵させないよ。
みんな!」
私はみんなに卵を集中攻撃してもらう。
天井にびっしり張り付いているのだから敵も全ては守れないだろう。
ちょっと非道な作戦かもだけど…
卵をほかっておくと恐らく孵って敵が増える。
こういうゲームはあんまりやらないけど動画では見たことがあるからね。
ボスだけに集中して攻撃していると周りから敵が湧いてきて対処しきれなくなってゲームオーバーになるんだよね。
「みんな!天井の卵を全部潰して!ボスは私がどうにかするから!」
『Gaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
「おっと…今の私には当たらないよ。」
私はドラゴサイズドッグの斬撃を避けて空中へ浮かぶ。
天井から離れた時がチャンスだと思うんだけど…
自分から離れるタイミングを舞ってみるか…
しばらく待っているとドラゴサイズドッグは天井から離れ
こちらに攻撃を仕掛けてきた。
恐らく私がみんなに指示を出していることに気が付いたのだろう。
「天井から離れた瞬間…それがあなたの終わりの時」
私はインベントリから龍殺の剣を取り出してドラゴサイズドッグへとぶん投げた。
まぁドラゴン要素は入ってるしダメージはあるだろう。
『Gaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
龍殺の剣が当たったドラゴサイズドッグは叫び悶える。
予想通りだ。
大幅なダメージを与えることが出来た。
あとは…
「みんな!ドラゴサイズドッグを集中攻撃して!」
「きゅ!」
「ルル~!」
「はい!」
「私も!」
私達は動けなくなったドラゴサイズドッグに集中攻撃を仕掛ける。
しばらく攻撃しているとドラゴサイズドッグはポリゴンとなって消えていった。
《ドラゴサイズドッグを撃破しました。
各種報酬がインベントリに送られます。
次の階層への扉が開かれました。》
「お。アイテムは…
キメラの核…それとドラゴサイズドッグの鎌…体毛…卵か…
使い道のありそうなものは…核と鎌くらいかな…。
後で何が作れるか確認しておこっと
さてと…次の階層へと進もうかな」
私はウインドウを閉じると次の階層へと進むのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます