第104話 その重き刀は誰が為に振るうのかー9-

「…これくらいでいいかな」


あれから数時間…。


しばらく特訓していた私はその手を止める。


「もうずっと戦ってるからな。


ユズのレベルも80以上になっているはずだ


確認してみるといい。」


「分かった。」


そう言って私は扇に言われた通りにステータス画面を確認する。


ーーーーーーーーーーーーーー


《プレイヤーユズのレベルが上がりました。


スキルポイントの振り分けが出来ます。》


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ユズ


侍(選択中)(クエスト終了まで解除不可)


テイマー


レベル80


(LUKに自動振り分け)


ATK0


MAG0


DEF0


SPD0


LUK1200(+350)


使役モンスター(現在召喚不能)


スノーブレイズユニコーン


モノクロームグリズリー


ウインドメリィ


紺/スピリットフォックス


ウタイルカ


ルシェリ/スモールフェアリー


スキル


モンスターテイム


指揮上手(自動発動)


経験値上昇(自動発動)


ラッキーガール(自動発動)


武器変形魔法:幸


遠距離得意


剣豪の構え


【サソリの星神を打ち倒せしもの】


【魚の星神を打ち倒せしもの】


【天秤の星神を打ち倒せしもの】


星神特攻


装備


四葉の指輪


妖精のドレス


幸運の飾り紐


龍殺の剣


妖精姫のドレス


所持品


古龍の卵


ユイノキラメキ


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「よし。とりあえずレベル上げはこれでオッケーかな。」


紺とルシェリのレベルは確認できないけど…


とりあえずパワーアップしてることは間違いなさそうかな。


「行くのか?」


「うん。ムサシのところに行くよ。」


「…気を付けてな」


「うん。」


「おっとそうだ。これをユズに渡さないとだ」


そう言って扇が渡してきたのは髪飾りのようなものだった。


「これ…髪飾り?」


「それは身代わり水晶を埋め込んだ髪飾り。


一度だけやられた直後に回復できるアイテムだ。


戦いの役に立ててほしい。」


「うん。ありがとう。」


私は髪飾りを頭に付ける。


「武運を祈っているぞ。」


「任せて。じゃあ行ってくるね。」


私はそう言ってムサシの元へと向かうのだった。

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