第46話 第四回イベント 開始とサンタ服

『参加者のみんなー!元気かなー!?ふりりんですよー!


第四回イベントの説明の時間だよー!』


第三回イベントの時と同じくマスコットのふりりんが現れて元気に挨拶をする。


前回と違うところといえばふりりんがクリスマスの衣装に身を包んでいることだ。


あと心なしかテンションが高い。


クリスマスだからかな?


『私の恰好を見て貰えば分かる通り今回はクリスマスイベントだよ!


参加者のみんなには私と同じようにクリスマスの衣装に着替えてもらって


フィールドを駆けまわってプレゼントを集めてもらうよ!


トナカイがいればさらにプレゼントがゲット出来ちゃうよ!


トナカイはミッションをクリアすると仲間に出来るから挑戦してみてね!


集めたプレゼントは終了時にイベントポイントに変換されるよ!


イベントポイントではいろんなアイテムやスキルと交換できるから頑張って集めてね!


じゃあ転送を始めるよ!』


説明が終わると同時に私はイベントフィールドへと転送された。


ーーーーーーーーーーー


イベントフィールドに移動すると私の服装もいつの間にかクリスマス衣装へと変わっていた。


なんかちょっと大胆な気がするけど…


「ユズさん!とっても可愛いです!」


いつの間にか隣にいた紺が私の衣装を褒めてくれる。


「いつの間にそこに…」


「えへへ…狐族ですからね~気配を消すのは得意なんです。」


それは忍者なんじゃ…と思ったけどそれは心の中にしまっておいた。


「紺のサンタ衣装も似合ってるよ。」


「えへへ~ありがとうございます!褒めて貰えて嬉しいです!」


そう言って紺はニコニコとする。


サンタ服姿で尻尾をフリフリする姿は女の私でも可愛いと思うほどに可愛い。


今すぐにでももふりたい…。


っとそれは置いといて…。


「さてと…どこから探そうか…」


気を取り直してイベントを進めることにする。


まずはどこからプレゼントを探すかなんだけど…


「ふりりんさんはフィールドを駆けまわれって言ってましたよ?」


「トナカイをミッションで獲得しろとも言ってたよね…」


つまりこのイベントで重要なのはマップ全体を探すこと…


トナカイが重要というのは機動力が鍵ということだと思う。


まぁトナカイなんて手に入れなくたってうちにはスノウがいるんだけどね。


「スノウ、私と紺を乗せて移動できる?」


「きゅ!」


「頼もしいです!ありがとうございますスノウちゃん!」


「きゅきゅ~」


紺に褒められてスノウもうれしそうだね。


「よーし!行くよスノウ!紺!みんなよりたくさんプレゼント集めちゃおう!」


「きゅー!」


「はい!」


私達はプレゼントを爆速でたくさん集めるべくスノウに乗ってプレゼント探しへと向かうのだった。

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