第45話 新たな仲間と特殊な姫

「戻ったよー」


「ユズさん!おかえりなさい!お義姉ちゃんを助けてくれてありがとうございます!」


「私からも。助けてくれてありがとうございます。」


紺の神社へ戻ると再会してすぐに紺とツバキさんが頭を下げてきた。


見られることはないけど誰かにこんなとこ見られたらまずい…。


「頭上げてよ。ちゃんと感謝は伝わったから。」


「お礼はどうしましょうか…?」


「私がユズさんの仲間になります!それがお礼でいいでしょうか?」


「紺が私の仲間に?いいの?私は嬉しいけどまたお姉さんと離れちゃうよ?」


「確かにそれはさみしいですけど…でも私、この神社から出たことがないので


外の世界を見てみたいんです。」


「ツバキさんはいいの?」


そう聞くとツバキさんはちょっと考えるような顔をしてから顔を上げた。


「紺がそう決めたのなら私は何も言いません。


紺のことはユズさんがいれば大丈夫だってわかってますから」


「そんなに期待されても困るけど…分かった。一緒に行こう紺。」


「ありがとうございます!」


《紺が仲間になりました。》


「とりあえずステータス確認っと…」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


紺/スピリットフォックス(激レア)


(人型モード)


狐族 姫


スピリット属性


レベル25


ATK200


MAG100


DEF0


SPD150


LUK0


スキル


狐火


惑わしの焔


スピリットフレイム


モードチェンジ


ーーーーーーーーーーーーー


(モンスターモード)


狐族 姫


スピリット属性


レベル25


ATK100


MAG200


DEF0


SPD250


LUK0


スキル


狐火


幻惑炎舞


影分身


モードチェンジ


ーーーーーーーーーーーー


見たことないスキルばっかりだ…しかも狐の姿と人の姿を切り替え可能とかすごい。


他のモンスターとは少し違う感じがする。


姫だから当然なのかもしれないけど。


「ちなみにモードチェンジってここでも出来るの?」


「はい!見ててくださいね。」


紺はそういうと人型の形態からくるっと回って狐の姿へと変わって見せる。


また狐の姿からくるっと回って人型に戻る。


「どうですか?」


「すごいね。私初めて見たよ。」


「えへへ…モードチェンジを持ってる子は少ないですからね。」


「改めてこれからよろしくね紺。」


「はい!よろしくお願いします。ユズさん!」


私はユズを新たな仲間に加えて第四回イベントへと臨むのだった。




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