第37話 第三回イベント 説明と最高難易度開始

『参加者のみなさーん!こんにちわ!私はFWOの公式マスコットのふりりんです!


第三回イベントの説明をしていくよー!』


第三回イベント当日…目の前に現れたふりりんという妖精が第3回イベントのルール説明を始めた。


ちなみにこのふりりんという妖精は本人も言っていたように公式が作ったマスコットである。


第3回イベント直前に急に実装されたイベントの説明をしてくれる妖精らしい。


まぁ今までイベント急に始まってたからね…。


なんの説明もなく実装されたわけだけどまぁそこはこのゲームの運営だしってことで片付けられた。


まぁそんな話は置いといて説明聞くのに戻らなきゃね。


『第三回イベントはソロでのイベントになるよ。


同じ難易度を選んでも他のプレイヤーとは会わないよ。


難易度が五つに分かれているよ!


簡単な順にイージー→ノーマル→ハード→エキスパート→ルナティックの五つだよ!


難しさが上がるほど報酬の豪華さも上がるから難しいクエストに自信がある人はぜひハード以上に挑戦してみてね!


ではではご武運をー!』


説明を終えたふりりんは手を振るとスッと消えていった。


「なるほどね…難易度選択かぁ…」


ここはかなり重要になってくるはず…イージーからハードまでだと簡単すぎると思うから


ここは選ぶならエキスパートかルナティックかな?


難しい方が進化したスノウの力も思う存分発揮できるだろうからね。


「よし…ここは一番難しいルナティックにしよう。」


私は選択画面でルナティックを選択する。


『最高難易度ですが本当に選択しますか?選んだ後は選びなおしはできませんが大丈夫ですか?』


最終確認の画面が出てきたけどやっぱり変えます…とはならないのでYESを押した。


『フィールドへの転移を開始します。』


ボタンを押した瞬間にイベント専用フィールドへの転移が開始され第3回イベントイベントの幕が開けた。


ーーーーーーーーー


「ルナティックのフィールドは…海かぁ…」


私が転移したのは一面に広がる海のフィールドだった。


これは…どこから敵が出てくるのか分からないね…。


とりあえずスノウに全部凍らせてもらうかなぁ…。


「スノウ、ここの海凍らせられる?」


「きゅきゅー!」


スノウは自信満々に頷くと海全体を凍らせる。


『GYUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA‼‼‼』


凍らせた海から巨大なタコとイカとサメを混ぜたようなデザインの気持ち悪いモンスターが現れた。


なんだろう…あの…表現しがたい形状のモンスターは…


タコなのかイカなのかサメなのか…


「とりあえず倒すしかないね…スノウ!ブレイジングホーン!」


「きゅ!!!!」


『GYUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA‼‼‼』


「きゅ!?」


スノウの攻撃は避けられ、タコのような足で吹き飛ばされる。


「スノウ!大丈夫!?」


「きゅきゅ…」


何とか大丈夫ではありそうだね…。


でもあの足を何とかしないと攻略できなさそうかな…。


「とりあえず切り落とせば何とかなりそう…?モノ!アクアスラッシュ!


スノウ!ブレイズスラッシュ!」


「くぅー」


「きゅ!!!!!」


「連続で行くよ!ラッキーバースト!」


スノウたちに足を切り取ってもらって私はその隙に本体を攻撃する。


しかし足はすぐに再生して攻撃を仕掛けてきた。


《ラッキーバーストの使用回数が指定回数を突破したのでラッキーブラスターに進化しました。》


ん?スキルの進化か…とりあえずこれは後で確認しよう。


私はスキルの確認を後にしつつ体勢を立て直して反撃の準備をするのだった。



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