第36話 不思議な石碑と隠しイベント

「さて…とりあえず第3回イベントに向けて準備をするわけだけど…」


「きゅ?」


「どうするかなぁ…」


とりあえず買い物を済ませて街の外に出てきたわけだけど…


「レベル上げするかなぁ…?」


スノウは進化してレベルが上がったからいいとしてモノとモココはまだレベル低いし…


私のレベルもあんまり上げれてない。


戦ってたのイベントボスとか隠しボスとかばっかりだったからなぁ…。


「よし。今日はレベル上げしよう!第三エリアでどこかいい場所はないかな…?」


凍結の平原はそこまでモンスターがいる様子はなかった。


どこでレベル上げしようか…。


「きゅきゅー!きゅ!」


どうしようか考えているとスノウが私を引っ張って走り始めた。


「スノウ!?ど、どこに連れてく気なの!?」


「きゅー!」


スノウは任せてと言わんばかりにさらにスピードを上げる。


…うん。何も伝わってないね。


でももしかしたらなにか感じ取ったのかもしれない。


とりあえずスノウに身を任せることにした。


「きゅー!」


「着いたの…?」


「きゅ」


スノウが私を降ろしたのは氷柱がたくさんある場所だった。


神秘的だけど…なにか違和感を感じる場所だ。


「きゅ」


スノウが示した方向を見るとそこには大きな石碑があった。


虚の洞窟にあったやつと同じやつ…。


「もしかしてこれの気配を辿ってきたの?」


「きゅ」


「まぁここまで来ちゃったし触ってみるか…」


私はサソリの時と同じように石碑を触ってみる。


すると石碑が光って空間が切り替わった。


「ここは…さっきの場所…じゃない?」


さっきまで氷に囲まれた場所だったんだけど…転移イベントの類か何かかな…?


『星の導きに誘われしものよ。』


「誰…ですか?」


『私の名はヴァル。十二星神のおとめ座を司るものです。』


「十二星神…?」


『十二星神とは星を司る十二の遺跡を守る神のことです。


あなたは既に一柱を撃破しているようですが…』


「…もしかしてあの金ぴかサソリのこと?」


あのサソリ序盤にしては強い方だと思ったけど…


裏ボス的な感じだったのか。


どうりで強かったわけだ。


『誘われしものよ。あなたには引き続き十二星神を倒してもらいたいのです。』


「どうして?あなたの仲間じゃないの?」


『私達は縛られているのです。


星竜によって。


十二神全てが倒れることで星竜への道は開かれる…


星竜を倒すことで私達は自由になれる。


だから引き続き撃破をお願いします。


倒したら私に報告しに来てください。


倒した星神に応じた報酬と経験値を渡しましょう。


ではさっそくさそり座の星神を倒した報酬を差し上げます。』


《称号スキル:サソリの星神を打ち倒せしものを獲得しました。》


《プレイヤーユズのレベルが上がりました。》


《スノウのレベルが上がりました》


《モノのレベルが上がりました》


《モココのレベルが上がりました》


『では次の報告を待っていますよ。』


ヴァルがそう言うと空間は消えて元の場所に戻った。


「不思議な体験だった…っとそう言えばレベルアップの通知来てたんだよね…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ユズ


テイマー


レベル50


(LUKに自動振り分け)


ATK0


MAG0


DEF0


SPD0


LUK750(+350)


使役モンスター


スノーブレイズユニコーン


モノクロームグリズリー


ウインドメリィ


スキル


モンスターテイム


指揮上手(自動発動)


経験値上昇(自動発動)


ラッキーガール(自動発動)


ラッキーバースト


遠距離得意


【サソリの星神を打ち倒せしもの】


星神特攻


装備


四葉の指輪


妖精のドレス


幸運の飾り紐


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「…ついにLUKが四桁に近付いてきたけどあとはあんまり変わってないね。」


星神特攻はなんとなく効果は分かるから見なくていいか。


「とりあえずスノウのも…」


ーーーーーーーーーーーーーーーー


スノウ


スノーブレイズユニコーン(激レア)


レベル30


デュアル属性


ATK300


MAG300


DEF0


SPD350


LUK0


スキル


アイスホーン


スノーショット


サークルブリザード


サークルヒール


スノーサイクロン


アイススラッシュ


ブレイズブリザード


ブレイズスラッシュ


ブレイジングホーン


ーーーーーーーーーー


ついさっき進化でレベル上がったばっかりなのにまた上がってる…


まぁ強くなることに越したことはないかな。


次はモノのステータスを見よう。


ーーーーーーーーーーー


モノ


モノクロームグリズリー(激レア)


レベル20


ATK250


MAG0


DEF0


SPD250


LUK0


スキル


連撃の爪


アクアスラッシュ


ウォーターバースト


ファストアタック


水牙の一撃


ーーーーーーーーーーー


モノもステータスは大幅に上がってるけどスキルなんかは変わってないね。


ラストはモココのステータスを見る。


ーーーーーーーーーーーー


ウインドメリィ(激レア)


レベル10


ATK100


MAG0


DEF250


SPD100


LUK0


スキル


もこもこウォール


ウインドタックル


ウインドスタンプ


ビックもこウォール


ーーーーーーーーーーー


「新しいスキルが…ビックもこウォール?」


どうやら兵隊さんたちを守ってもらっていた間に習得したらしい。


もこもこたくさん出して大きくなってたからかな?


「これで全員分確認出来た…さて…戻ろうか。」


「きゅ」


レベル上げは出来なかったがレベルも上がったし十分だとは思う。


ちょっと敵と戦いたかった気もするけど…。


多分第3回イベントで戦えるからいいかな。


私はそんなことを考えつつも街へと戻るのだった



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